日産、新型「Z GT4」を世界初公開!全方位を高次元でバランス
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日産自動車株式会社と日産モータースポーツ&カスタマイズ株式会社(NMC)は9月28日(水)、フェアレディZの名で知られる「Nissan Z」をベースとしたカスタマー向けのレース車両「Nissan Z GT4」を世界初公開した。
NMCのニスモ・レーシング事業部が開発した「Nissan Z GT4」は、ベース車両の素性の良さを活かし、走行性能、安全性、耐久性、操作性を高次元でバランスさせたものだ。
「GT4」は市販車ベースのマシンで行われるカテゴリーで、現在、世界中の多くのスポーツカーメーカーが車両供給を行っている。
ニスモは今年6月の「富士24時間レース」に投入した車両をベースに改良を重ねてきた。
曰く、プロドライバーからジェントルマンドライバーまで、幅広いレベルのドライバーに総合的に満足してもらえるパフォーマンスを実現したと言う。
VR30DDTT型エンジンはチューニングされ、シャシーとサスペンションはレース用に最適化。空力性能もレギュレーションの範囲内で最大限の性能向上が図られ、コックピットも居住性、操作性の改善が施された。
「Z」について日産のアシュワニ・グプタCOOは「ダイナミックなドライビングとパワートレインでドライバーを魅了するエキサイティングなスポーツカー」であるとして、新型GT4車両は「50年以上に渡る日産Zの速さの伝説に、新たな一章を刻むことになると確信している」と述べた。
仕様等の詳細は11月1日~4日にアメリカで開催される2022年SEMAショーで発表される。車両の供給は2023年シーズンから開始される予定だ。