日産のフォーミュラEマシンcopyright NISSAN

日産自動車、12月開幕のフォーミュラE参戦に向けてe.damsの株式を取得

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日産自動車株式会社は2018年9月12日、「ABB FIAフォーミュラE選手権」でのデビューに向け、同選手権のシリーズタイトル獲得経験を持つe.damsの株式を取得。チャンピオンシップ制覇に向けて、パートナーシップをより強固なものにした事を明らかにした。

日産は今年12月に開幕するシーズン5より電気自動車レース「フォーミュラE」への挑戦を開始。日本の自動車メーカーとしては初めて同シリーズへの参戦を果たす。

シーズン5では、これまで以上に大きなパワーと長い航続距離を実現するGen2=第2世代マシンの投入によって、フォーミュラEの特徴として認知されてきたレース中のマシン交換が不要となる。日産とe.damsは、既にGen2マシンでのテストを開始し、デビュー戦に向けて着々と準備を進めている。

e.damsは、30年以上にわたりヨーロッパのオープンホイール・カテゴリーにおいて優れた成績を収めてきたレーシングチームであるDAMSをベースとしており、共同創設者のジャンポール・ドリオがチーム監督を務めている。フランスのル・マンに拠点を置くe.damsは、日産のアライアンスパートナーであるルノーとパートナーシップを組み、フォーミュラE発足から3年連続でチームタイトルを獲得。最多勝利と最多ポールポジション獲得の記録を保持する強豪だ。

日産のブランドストラテジー担当常務執行役員のルー・ドゥ・ブリースは、株式の取得によって生まれるe.damsとの密接な関係性は、レギュレーションが大きく変わる変革期でのデビューに大いに役立つだろうとの考えを明らかにした。

「e.damsとパートナーシップによって、レースやチャンピオンシップでの勝利に向けたノウハウを活用することが可能になる。フォーミュラEのシーズン5は、参戦する全チームが新開発のマシンとパワートレーンを採用することが義務付けられており、チャンピオンシップはさらに厳しいものになるだろう。ジャンポールや彼のチームとともに戦いに挑めることをとても楽しみにしている」

e.damsのドリオ監督は「日産とともに、この先に待ち受ける新たなチャレンジに取り組んでいく。これまでフォーミュラEで築いてきた歴史を心から誇らしく思うと共に、新たなパートナーと新たなマシンと共に、シリーズの歴史に新たな1ページを刻むことをとても楽しみにしている」と期待を語った。

5シーズン目のフォーミュラE選手権は、10月16日から19日にかけてバレンシアのリカルド・トルモ・サーキットでプレシーズンテストが行われた後、12月15日にサウジアラビアの首都リヤドで開幕戦を迎える。