ニューウェイ「笑顔が吹き飛んだ」信頼性トラブルで台無しになりかけたF1バーレーンGP

バーレーン王国のサルマン・ビン・ハマド・アール・ハリーファとパドックで話すレッドブルの最高技術責任者を務めるエイドリアン・ニューウェイ、2023年3月5日F1バーレーンGPCourtesy Of Red Bull Content Pool

レッドブルの最高技術責任者を務めるエイドリアン・ニューウェイは、予期せぬ信頼性トラブルに見舞われた事で、本来であれば完璧となるはずのF1バーレーンGPの週末が台無しになりかけていた事を明かした。

結果としては支配的なペースを発揮してマックス・フェルスタッペンが優勝、セルジオ・ペレスが2位と、2013年のアブダビGP以来、レッドブルは10年ぶりに予選1-2からの決勝1-2を達成した。だが、イベントの初日のガレージは緊張に溢れていた。

Courtesy Of Red Bull Content Pool

ガレージに押し戻されるセルジオ・ペレスの11号車レッドブルRB19、2023年3月4日F1バーレーンGP フリー走行3

フェルスタッペンは「テストの時よりもクルマがかなり飛び跳ねている気がする」「本当に酷い」と不満を訴え、ヘルムート・マルコはテストの時とは対照的にクルマが「全く反応しなかった」と眉をひそめた。

ニューウェイの脳裏に嫌な思い出が蘇った。2022年のバーレーンGPはレッドブルにとって最悪の週末となった。2-3番手と表彰台圏内を走りながらも、燃料供給に問題が生じて最終盤にWリタイヤを喫した。

ニューウェイはポッドキャスト「F1 Nation」の中で昨年の「悪夢」に触れ、「テストは上手くいった。競争力のあるクルマを作り出せたと考えていた。ところがFP1で少し笑顔が吹き飛んでしまった。幾つかの問題を抱えたからだ」と振り返った。

「この問題を解決するために、その日の夜はかなり長いものとなった。みんなは本当によくやってくれた」

この問題はこれまでに経験した事のないものだったのかと問われたニューウェイは「ああ、そうだ」と答えて次のように説明した。

「金曜日に、信頼性の観点からクルマに予期せぬ問題が発生した結果、余計な仕事を強いられる事になった」

「どのチームにとってもそうだが、5万ドルを費やしての3日間のテストは準備という点であまり十分とは言えない」

「テスト時間が足らないにも関わらず、グリッド全体の信頼性が高いのは本当に驚くべきことだが、そのせいで我々は金曜に窮地に立たされた」

「クルマの挙動は我々の期待とは異なっていて、コンディションも少し違っていたように思う」

「表面的にはスムーズに見えたかもしれないけど、金曜と土曜は水面下でもがき続けているようなものだった」

「このサーキットは少し特殊なところがあるんだ。注意深く地に足をつけ、プッシュし続ける必要がある」

「とりあえず初戦を成功裏に終える事ができて、正直言って本当にホッとしている」

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