角田裕毅、最速ノリスに0.4秒差の5番手!リカルドがピアストリを追う奇妙なW衝突 / F1オランダGP《FP2》結果とダイジェスト
2023年F1第14戦オランダGP金曜2回目のフリー走行が現地8月25日に行われ、ランド・ノリス(マクラーレン)が1分11秒330を刻んで初日をトップで締め括った。角田裕毅(アルファタウリ)は0.390秒差の5番手につけた。
FP1で最速を刻んだ母国の英雄、3年連続のポールポジションが懸かるマックス・フェルスタッペン(レッドブル)は1000分の23秒差の2番手に甘んじたが、ロングランではマクラーレンより遥かに速いペースを見せつけた。僚友セルジオ・ペレスはコンマ45秒遅れの7番手に留まった。
3番手を刻んだのはアレックス・アルボンで、僚友ローガン・サージェントも12番手とまずまずのパフォーマンスを発揮した。ウィリアムズFW45が過去に強さを発揮してきたのが低ダウンフォース・コースであるだけに少々驚きだ。
予選・決勝と同時刻帯のプラクティス2は降水確率40%の予報の下、気温20℃、路面32℃と、FP1とほぼ同じドライコンディションでスタートした。最後まで雨が路面を濡らすことはなかった。
60分間のプラクティスはクラッシュによる赤旗の影響で15分近くが失われた。
開始10分、オスカー・ピアストリ(マクラーレン)がターン4でリアを滑らせクラッシュすると、後続のダニエル・リカルド(アルファタウリ)がこれを追うように、同じ場所で同じ様にアウト側のバリアに衝突した。
🚩 RED FLAG 🚩
Piastri and Ricciardo are stopped by the barriers on the banking! #DutchGP #F1 pic.twitter.com/ZO4e6ntCM5
— Formula 1 (@F1) August 25, 2023
ターン4はレイアウト的に後続車両にとってブラインドで、リカルドは同郷の後輩を視認できないまま、ターン4にアプローチしたと説明した。ピアストリはレーシングライン上で停車していた。
フェラーリ勢はシャルル・ルクレールが11番手、ロバート・シュワルツマンに代わってSF-23に戻ったカルロス・サインツが16番手と、2台共がトップ10圏外に終わった。今週末初めてステアリングを握ったサインツは、何度かコースアウトしてグラベルに飛び出す場面があった。
18番手に終わったニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)は、最終2つ目のコーナーをスロー走行し、後続のフェルスタッペンに危険回避行動を強いた疑いがあるとしてセッション後に調査が行われる。
パワーユニットのトラブルによりFP1を棒に振ったランス・ストロール(アストンマーチン)は8番手をマーク。僚友フェルナンド・アロンソが10番手に続いた。
3回目のフリー走行は、日本時間8月26日(土)18時30分から1時間の日程で開催される。セッションの模様はDAZNとフジテレビNEXTで生配信・生中継される。
2023年F1第14戦オランダGPフリー走行2(FP2)リザルト
Pos | No | Driver | Team | Time | Gap | Laps |
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1 | 4 | ノリス | マクラーレン | 1:11.330 | 29 | |
2 | 1 | フェルスタッペン | レッドブル | 1:11.353 | +0.023 | 25 |
3 | 23 | アルボン | ウィリアムズ | 1:11.599 | +0.269 | 30 |
4 | 44 | ハミルトン | メルセデス | 1:11.638 | +0.308 | 26 |
5 | 22 | 角田裕毅 | アルファタウリ | 1:11.720 | +0.390 | 30 |
6 | 10 | ガスリー | アルピーヌ | 1:11.766 | +0.436 | 29 |
7 | 11 | ペレス | レッドブル | 1:11.817 | +0.487 | 28 |
8 | 18 | ストロール | アストンマーチン | 1:11.835 | +0.505 | 30 |
9 | 77 | ボッタス | アルファロメオ | 1:11.857 | +0.527 | 30 |
10 | 14 | アロンソ | アストンマーチン | 1:11.863 | +0.533 | 30 |
11 | 16 | ルクレール | フェラーリ | 1:11.915 | +0.585 | 29 |
12 | 2 | サージェント | ウィリアムズ | 1:11.934 | +0.604 | 31 |
13 | 31 | オコン | アルピーヌ | 1:12.001 | +0.671 | 29 |
14 | 63 | ラッセル | メルセデス | 1:12.009 | +0.679 | 27 |
15 | 24 | 周冠宇 | アルファロメオ | 1:12.074 | +0.744 | 29 |
16 | 55 | サインツ | フェラーリ | 1:12.093 | +0.763 | 30 |
17 | 20 | マグヌッセン | ハース | 1:12.404 | +1.074 | 27 |
18 | 27 | ヒュルケンベルグ | ハース | 1:12.693 | +1.363 | 30 |
19 | 81 | ピアストリ | マクラーレン | 1:12.901 | +1.571 | 6 |
20 | 3 | リカルド | アルファタウリ | 1:13.096 | +1.766 | 7 |
コンディション
天気 | 晴れ |
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気温 | 20℃ |
路面温度 | 32℃ |
セッション概要
グランプリ名 | F1オランダGP |
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セッション種別 | フリー走行2 |
セッション開始日時 |
サーキット
名称 | ザントフォールト・サーキット |
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設立 | 1948年 |
全長 | 4307m |
コーナー数 | 14 |
周回方向 | 時計回り |