ホンダF1、セナ以来のモナコ優勝で選手権首位に…タイトル獲得に向け「一戦一戦を大切に戦っていきたい」と山本MD
ホンダF1の山本雅史マネージング・ディレクターはモンテカルロ市街地コースでの78周のレースを終え、タイトル獲得に向けて「一戦一戦を大切に戦っていきたい」と残りのシーズンへの意気込みを語った。
23日に行われた伝統のモナコGPでは、レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンが今季2勝目を飾った。ホンダがモナコで勝利したのは、1992年のアイルトン・セナ以来、29年ぶりの出来事だった。
「伝統のモナコGPでレッドブル・ホンダのフェルスタッペン選手と共に優勝を果たす事ができ、本当に嬉しく思っています」と山本MDは語った。
「世界三大レースの一つに数えられるモナコGPでの勝利は、ドライバーにとっても我々にとっても特別な想いがあります」
「ホンダとしては1992年のセナ選手以来のモナコでの勝利であり、またフェルスタッペン選手にとってはモナコでの初優勝で、コンストラクターズ及びドライバーの両チャンピオンシップでもトップに立つことができました」
29年前のレースでは、予選3番手のセナ(マクラーレン・ホンダ)がオープニングラップでリカルド・パトレーゼ(ウィリアムズ・ルノー)を攻略。首位を走るナイジェル・マンセルを追ったが、もう一台のウィリアムズに付け入るスキはなかった。
だがマンセルは、大量リードで迎えた最終盤に左リタタイヤが緩むというトラブルに見舞われ緊急ピットイン。これによりセナがトップチェッカーを受けた。
23日のレースでは、選手権を争うライバルのメルセデスAMGが7ポイントに留まった事で、ホンダとしては1991年以来初の、レッドブルとしてはV6ハイブリッドが導入された2014年以来初のコンストラクター首位に立った。
また、フェルスタッペンはルイス・ハミルトンを抜き去り、キャリア初のポイントリーダーに浮上した。だが、シーズンはまだ5戦を消化したに過ぎない。
山本MDは「まだまだ23戦中5戦を終えたところですので、ここからも長いシーズンが続きます」と気を引き締める。
「これからもシーズン全体を見据えた上で、一戦一戦を大切に戦っていきたいと思いますので引き続きご声援をよろしくお願いいたします」
日本のファンの皆さまへ、山本雅史マネージングディレクターから感謝のコメントをお届けします📹#PoweredByHonda #MonacoGP 🇲🇨#F1jp pic.twitter.com/MERZdiKFEt
— Honda Racing F1_Archive (@HondaRacingF1) May 23, 2021