ヒュルケンベルグ、F1モナコでペナポ「また矛盾」とFIAを皮肉るシュタイナー

ハースF1チームのギュンター・シュタイナー代表と話すニコ・ヒュルケンベルグ、2023年5月7日F1マイアミGPCourtesy Of Haas

ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)はF1第7戦モナコGPの決勝で、他車との接触の責任を問われて5秒ペナルティと2点のペナルティポイントを受けた。チーム代表のギュンター・シュタイナーは、FIAによる矛盾した決定は今では普通のことのようだと皮肉った。

ヒュルケンベルグは1周目のミラボー(ターン5)でローガン・サージェントと派手に接触。続くターン6でアレックス・アルボンのリアを軽く小突いた。スチュワードは何故かターン6の一件を問題視し、「1周目のインシデント」とは見なさずヒュルケンベルグに責任があると判断した。

これによりヒュルケンベルグには5秒のタイムペナルティーと2点のペナルティポイントが科された。2023年の復帰後、初のペナルティポイントで、過去12ヶ月間の累積は2点となった。

スチュワードの決定についてシュタイナーは「またしてもFIAの矛盾が露呈したが、今ではそれが普通になっているようだ」と皮肉った。

Courtesy Of Haas

インタビューに答えるハースのギュンター・シュタイナー代表-2023年F1モナコGP決勝

ヒュルケンベルグはその後、雨が降ってきた56周目にピットインし、インターミディエイトタイヤに交換した。

ただ、ピットクルーが車両に手を触れる前に5秒ペナルティを完全に消化しなかったとして、追加で10秒のペナルティが科され、ヒュルケンベルグは最終17位でフィニッシュした。

Courtesy Of Haas

雨のモンテカルロ市街地コースを走行するハースのニコ・ヒュルケンベルグ-2023年F1モナコGP決勝

あくまでもポイント獲得に照準を合わせていたハースは、フルウェット・タイヤを履かせるギャンプルに打って出たものの、功を奏することはなかった。

モナコでの週末が奮わなかった事についてヒュルケンベルグは「ある程度、モナコ特有の問題があった」ためだと考えており、スペインGPではもっと良い結果を残せるはずだと語った。


終盤の雨で混乱が生じた2023年F1第7戦モナコGP決勝レースでは、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)がポール・トゥ・ウインを飾り、フェルナンド・アロンソ(アストンマーチン)が2位に、エステバン・オコン(アルピーヌ)が3位表彰台に上がる結果となった。

カタロニア・サーキットを舞台とする次戦スペインGPは6月2日のフリー走行1で幕を開ける。

F1モナコGP特集

この記事をシェアする

関連記事

モバイルバージョンを終了