モナコGP予選でポールを獲得し、ヘルムート・マルコから携帯電話を手渡されたレッドブル・レーシングのダニエル・リカルドcopyright Getty Images / Red Bull Content Pool

フェルスタッペン、ミスの代償重く…「学習しろ」とチーム代表「そういう事もある」とリカルド / F1モナコGP《予選》2018

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F1モナコGP公式予選に挑んだレッドブル・レーシングのリザルトは、両極端と呼ぶに相応しいものとなった。全セッション、全ラウンドでトップタイムを記録していたダニエル・リカルドが圧巻のポールを獲得した一方、マックス・フェルスタッペンは予選を欠場。FP3での手痛いミスの代償を払った。

予選前最終セッションの終了10分前、プールサイド・シケインに差し掛かったフェルスタッペンは、1つ目のターン15で右フロントがイン側のウォールと激しく接触。サスペンションが折れコントロールを失ったRB14は、そのままターン16のアウト側ガードレールに激突、リアを大きく破損した。

マシンの修復を急いだメカニック達であったが、奮闘虚しく予選開始直前にギアボックスからのオイルリークが確認され出走を断念した。決勝では最後尾からのスタートを強いられることになるが、オーバーテイクのチャンスがほぼゼロのモナコだけに、前向きな結果は期待できない。

レッドブルとしては全てのプラクティスで1-2を決めていただけに、予選フロントロー独占を逃した事は痛恨の極み。チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは「タイムを出す必要のないFP3での大きなミス。今シーズン犯してきた一連のミスから学習すべき」と述べお灸を据えた。

アドバイザーを務めるヘルムート・マルコもフェルスタッペンを叱責。「常に最速でありたいようだが、結果が手に入るのはレースをフィニッシュした時だけだ。マックスには判断力と忍耐強さが必要だ」とBBCに述べている。

自身二度目のポールを獲得し、去る2年前にチームのピットミスで幻と終わったモナコウィナーの称号を手に入れるべく気持ちを新たにしたリカルドは、フェルスタッペンの一件に触れ「ここはモナコだからそういう事もあるよ。マシンが良かったとしてもバランスを見つけるのは簡単じゃないし」と気遣った。

F1モナコGP予選を終えて

ダニエル・リカルド予選: 1位, FP3: 1位

めちゃくちゃ嬉しいけど、明日表彰台のトップに立てたらもっと最高だよね。今は冷静にならなきゃって思ってるけど、これまでのところ必要な事は全てやり尽くしてるし、チームの仕事ぶりにも満足してるよ。取り敢えず仕事の半分が終わったって感じだから、ポールも獲れた事だし明日は残りの半分を仕上げるよ。

今週末は、徐々にタイムを上げながらラップをまとめ上げてこれた。Q3では、正しいタイミングで全てを最大限に活かす事がすごく重要だったわけだけど、僕にはそれがちゃんとできた。木曜日の出だしの時点からマシンに自信を持ってたから、あとはリズムを掴めさえすれば良かった。モナコではそれが重要なんだ。マシンが速いのは分かっていたから、それを最大に引き出せて良かったよ。

今回は誰もが僕らを優勝候補って言うから、優勝予想の責任から逃れるためにそんな事言ってるんだろうと思ってたけど…明日はみんなの予想が正しいって事を証明しちゃおうかな!

まあ、チームとしては両極端な一日だったね。マックスは予選に参加できなかったけど、ここはモナコだからそういう事もあるよ。マシンが良かったとしてもバランスを見つけるのは簡単じゃないし。明日は、自分たちが思うようなレースができれば、優勝のチャンスがあると思う。

マックス・フェルスタッペン予選: 欠場, FP3: 2位

言い訳じゃないけど、遅いマシンを追い抜いた時にちょっと気が散ってしまったんだ。その結果、イン側の壁に接触しウォールにぶつかっちゃったんだ。あっという間の出来事だったよ。ほんの少し早くターンインしちゃったのかも。中国GPの時と同じように、今回も僕のミスだよ。こんな事望んじゃいないけど、残念な事に時々こういった事も起こるんだ。

マシンに乗り込む準備をして予選が始まるのを待ってたんだけど、そこから展開が一気に変わったんだ。エンジンをかけたらオイル漏れが見つかってね。もう手遅れだったよ。モナコではポールポジションや優勝の可能性もあっただけに手痛い。些細なミスが大きく響いてしまった。モナコにはそういうところがあるね。

予選が終わった後にエナジーステーションでダニエルと会ったよ。お祝いを言って彼の素晴らしいパフォーマンスを祝福した。僕らに速さがあるのは分かっているけど、ここで追い抜くのはかなりハードだから、前に車がいる状態だと殆ど何もできないだろうね。


モナコGPのポールポジションはダニエル・リカルド(Red Bull)、フロントローにはセバスチャン・ベッテル(Ferrari)が並ぶ結果となった。選手権リーダーのルイス・ハミルトン(Mercedes)は3番グリッドからの挽回を目指す。

シーズン6戦目となるF1モナコGP決勝レースは、日本時間5月27日(日)22時10分からモンテカルロ市街地コースで開催される。日曜は雲が多くなる事が予想されているものの依然として暖かくなる見込みで、晴れの予報が出ている。

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