ルクレール、FP2で圧倒リードもまだ「かなりのラップタイム」を縮められる
5月24日(金)の2024 F1第8戦モナコGP初日プラクティスで最速を刻んだシャルル・ルクレール(フェラーリ)は、タイム更新の余地は大きいとの認識を示し、3度目の母国ポールポジション獲得に向けて自信を示した。
ルクレールは生まれ育った地元の市街地でルイス・ハミルトン(メルセデス)を0.188秒差で退け初日をトップで締め括った。トップ3以降とのギャップは約0.5秒と更に大きく開いた。
初日を終えたルクレールは「3つのセクターにおける僕のタイムを見ると、すべてをまとめ上げればかなりのラップタイムを縮められる余地がある事が分かる」と振り返った。
「だから明日はそれに主な焦点を合わせる事になるだろうけど、すでに感触は良いしパフォーマンスも発揮できている」
「ソフトタイヤでは全てをまとめ上げるのに苦労したけど、ミディアムに関しては本当に力強かったと思う。今日は全体的にトラフィックが酷かったけど、総じてクルマは良い状態にあると思うし、クルマに対してかなりの自信を持っている」
「とは言っても、このリズムをFP3まで維持することが重要だ。何しろここはモナコだからね。今日は他のドライバーよりも少しリスクを取った走りをしたかもしれない。それが報われたんだと思う。でも重要なのは誰もが限界まで攻め始める明日の予選だ」
「これまでのところは本当に良い仕事ができていると思う。もちろん、自分たちの事に集中して作業を続ける必要があるけど初日はポジティブだった」
過去3回のモナコGPで2度ポールポジション獲得経験を持つ一方、4位より上のポジションでレースを終えた事がないルクレールは、悲願の母国初優勝に向けてメルセデスを警戒している。
「メルセデスはシーズン序盤から苦戦し続けていたけど今週末はかなり速そうだ。明日も同じように速さを発揮してくると思う」とルクレールは語る。
「ルイス(ハミルトン)は終日、調子が良かった。明日はすべてを最大限に引き出してポールポジションを狙いたい」
2024年F1モナコGPの初日FP2をトップで締め括ったのはシャルル・ルクレール(フェラーリ)。0.188秒差でルイス・ハミルトン(メルセデス)を2番手に退けた。3番手にはフェルナンド・アロンソ(アストンマーチン)が続いた。
FP3は日本時間5月25日(土)19時30分から、公式予選は同23時から1時間に渡ってモンテカルロ市街地コースで開催される。セッションの模様はDAZNとフジテレビNEXTで生配信・生中継される。