フェラーリ、F1日本GPで「Mission Winnow」を10レースぶりに復活
スクーデリア・フェラーリは、11日に開幕を迎えるF1日本GPで、10レースぶりに「Mission Winnow(ミッション・ウィノウ)」を復活させるようだ。
跳馬のスポンサーを務めるフィリップ・モリス・インターナショナルが推進する同プロジェクトは、タバコ広告を禁止する法令回避のための隠れ蓑との見方が多く、フェラーリはシーズン開幕に先立って「スクーデリア・フェラーリ・ミッション・ウィノウ」の名でエントリーしたものの、各国の法令への抵触を恐れ、度々チーム名と車体リバリーを変更してきた。
EUヨーロッパ連合とWHO世界保健機構は、加盟国に対してタバコ関連広告の禁止を求めている。
鈴鹿でのF1日本GPを前に、FIAエントリーリストのマラネロのチーム名が「Scuderia Ferrari Mission Winnow」へと変更されている事を確認した。フェラーリは第6戦モナコGP以来、10レースぶりに「Mission Winnow」を掲げる事になる。
フェラーリは開幕前テストで同プロジェクトのロゴを「SF90」及びチームキット全般に掲載していたが、オーストラリア当局が法令違反の調査を開始した事に伴い、開幕メルボルンでのレースではこれを全て撤去。第2戦バーレーンGPではこれを復活させ、モナコGPまでサポートを続けていたものの、それ以降は再び姿を消していた。
マクラーレンもまた、タバコメーカーのブリティッシュ・アメリカン・タバコをスポンサーとしており、「Mission Winnow」に類似する「A Better Tomorrow」なる標語を度々MCL34に掲載している。