ミック・シューマッハ、2020年もプレマからFIA-F2選手権に参戦「チームの信頼に応えたい」
プレマ・レーシングは11月28日、2020年のFIA-F2選手権でミック・シューマッハとロバート・シュワルツマンを起用する事を発表した。シューマッハは2018年に、シュワルツマンは2019年にそれぞれFIA-F3選手権でチャンピオンを獲得。いずれもフェラーリ・ドライバー・アカデミー(FDA)の一員としてF1デビューを目指している。
7度のF1ワールドチャンピオン、皇帝ミハエル・シューマッハの実子ミックは、プレマとの5シーズン目に挑む事になる。ミック・シューマッハは2016年の伊フォーミュラ4選手権でプレマに加入。2017年には同じプレマからFIA-F3選手権へとステップアップを果たし、2018年にタイトルを獲得した。FIA-F2選手権のデビューイヤーとなった今年は、8月のハンガロリンクでF2初勝利を達成。1戦を残してランキング11位につけている。
「2シーズン目のF2参戦に向けて、僕は今年、マシンやタイヤの扱い方だけでなく、大規模チームで働き方を学び、非常に貴重な教訓を得た」とミック・シューマッハ。「この経験をベースにして更に高みを目指していくつもりだ」
「プレマと再び手を組むことは自然なことだと思う。僕らは長年に渡って一緒に仕事に取り組み成長してきた。信頼を置いてもらっている事については感謝する他にない。彼らの判断が正しいことを何としても証明してみせるつもりだ」
シュワルツマンは2018年にプレマからFIA-F3選手権に参戦。シリーズ3位を獲得して欧州F3ルーキータイトルに輝いた。今季は傑出したパフォーマンスと共にチャンピオンを獲得。2020年シーズンの有望株の一人と目されている。