ミック・シューマッハ、マクラーレンと初のF1テストを完了…アルガルベで「MCL35M」をドライブ
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F1復帰を目指すミック・シューマッハがF1第11戦イギリスGPの開幕を直前に控えた7月5日(水)、ポルトガルのアルガルベ・サーキットで2021年型「MCL35M」のステアリングを握り、マクラーレンF1チームとの初のテストを行った。
7度のF1ワールドチャンピオン、ミハエルを父に持つ24歳のドイツ人ドライバーはハースF1チームでの2年を経て今年、メルセデスの公式F1リザーブ兼テストドライバーに就任した。
メルセデスとマクラーレンとの取引に基づき、シューマッハは英国ウォーキングのチームでも同様の役割を担い、ランド・ノリスまたはオスカー・ピアストリが不測の事態に直面した場合、代わってMCL60をドライブする。
今回用意されたのは2年落ちのMCL35Mだ。
レギュレーションにより現行マシンのテストは厳しく制限されているが、旧シーズン用に設計・開発されたマシンでの独自テスト、いわゆるTPCでは、専用のタイヤを装着する義務があるものの走行距離無制限に走行する事ができる。
シューマッハは今回、レギュラー・ドライバーの代役を務める必要がある場合に備えて、メカニックやエンジニアの見習い、インターンと共にマクラーレンのコース上でのオペレーションを経験した。
シューマッハが今年、F1マシンのステアリングを握ったのは2回目だ。先月はメルセデスと共にピレリのタイヤテストに取り組んだ。7月13~16日に開催されるグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードでは父ミハエルのメルセデスW02をドライブする。