メルセデスW02を駆るミハエル・シューマッハ、2011年6月10日F1カナダGPフリー走行にて
Courtesy Of Mercedes-Benz Grand Prix Ltd.

ミック・シューマッハ「色んな感情が溢れてきそう…」2023年グッドウッドで父ミハエルのメルセデスW02をドライブへ

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ミック・シューマッハが2023年7月14~16日のグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード(FoS)で、2011年シーズンに父ミハエルがドライブしたメルセデス「W02」をドライブする事が決まった。

2023年のメルセデスF1公式リザーブ・ドライバーを務めるミックがFoSに参加するのは今回が初。メルセデスはまた、2021年のコンストラクターズ選手権を制したW12を合わせて持ち込み、エステバン・グティエレスにステアリングを託す。

メルセデスのレーシングウェアに身を包むエステバン・グティエレス、2023年6月Courtesy Of Mercedes-Benz Grand Prix Ltd.

メルセデスのレーシングウェアに身を包むエステバン・グティエレス、2023年6月

ポートレート撮影に臨むメルセデスのF1リザーブ・ドライバーを務めるミック・シューマッハ、2023年Courtesy Of Mercedes-Benz Grand Prix Ltd.

ポートレート撮影に臨むメルセデスのF1リザーブ・ドライバーを務めるミック・シューマッハ、2023年

「父の2011年のマシンであるW02で走るのは、たとえそれが短い時間であってもさぞ素晴らしいものになるだろうね」とシューマッハは語る。

「この世代のクルマを経験できるというだけでも最高だし、それが父がドライブしたものであれば尚更、特別だし、色んな感情が溢れてくるんじゃないかと思う」

「僕は幸運にもこれまでに、父のベネトンやフェラーリ時代のマシンに乗ることができたけど、メルセデスのステアリングを握るのは今回が初めてだ。きっと走り出す前から笑顔になってしまうだろうね」

W02は2009年にメルセデス・グランプリがブラウンGPを買収して以来、2番目に設計・製造されたF1マシンで、ミハエルとニコ・ロズベルグはこの年、メルセデスをコンストラクターズ選手権4位に導いた。最高成績はカナダGPでミハエルが達成した4位だった。

一方のルイス・ハミルトンとバルテリ・ボッタスがドライブしたW12は、2021年シーズン中に優勝9回、表彰台19回を獲得。ドライバーズ選手権ではマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)に敗れたものの、メルセデスは8年連続となるコンストラクターズチャンピオンに輝いた。

メルセデスW12をドライブするルイス・ハミルトン、2021年11月20日F1カタールGPにてCourtesy Of Daimler AG

メルセデスW12をドライブするルイス・ハミルトン、2021年11月20日F1カタールGPにて