2023 F1マイアミ PU投入状況:新たに7台が降格リーチ…フェルスタッペンにGB不安

スペシャルカラーのレッドブルRB19をドライブするマックス・フェルスタッペン、2023年5月6日F1マイアミGP FP3Courtesy Of Red Bull Content Pool

国際自動車連盟(FIA)のF1テクニカル・デリゲートによる発表を元に、2023年F1第5戦マイアミGPにおける各ドライバー毎のパワーユニット(PU)投入状況を以下にまとめる。

フェラーリやメルセデス、アルピーヌやマクラーレンを中心に以下の計9台が新たなコンポーネントを開封した。いずれもグリッド降格ペナルティの対象外だが、ランキング4位のルイス・ハミルトン(メルセデス)を含む7台が罰則リーチに達した。

Driver ICE TC MGU-H MGU-K ES CE EX
シャルル・ルクレール 2
カルロス・サインツ 2 2
ジョージ・ラッセル 2 2
ルイス・ハミルトン 2
エステバン・オコン 2 2 2 2 3
オスカー・ピアストリ 2 2
ランド・ノリス 2 2 4
ランス・ストロール 2 2
アレックス・アルボン 2 2

ギアボックスに関しては以下の4台が新たなGBX C&C(ケース及びカセット)およびGBX DL(駆動系、ギアチェンジ、補助コンポーネント)へと交換した。ギアボックスは年間4基まで使用する事ができる。

  • シャルル・ルクレール(フェラーリ)
  • ニック・デ・フリース(アルファタウリ)
  • マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
  • カルロス・サインツ(フェラーリ)

気掛かりなのはランキングリーダーのフェルスタッペンだ。他の3台は今季2基目の交換だが、フェルスタッペンのギアボックスは3基目に達した。第5戦の段階でフェルスタッペンより多いギアボックスを使用しているのはピエール・ガスリー(アルピーヌ)のみだ。

アゼルバイジャンGPを前に競技規定が改定された事で、V6ハイブリッド・ターボ導入10年目の今年はICE、ターボ、MGU-H、MGU-Kが各々年間4基まで使用できる事となった。CE(コントロール・エレクトロニクス)、ES(バッテリー)は各2基まで、そしてエキゾーストは年間8セットまでに使用が制限されており、超過した場合はグリッド降格ペナルティが科される。

F1マイアミGP:パワーユニット投入状況

Team Driver ICE TC MGU-H MGU-K ES CE EX
レッドブル・ホンダRBPT M.フェルスタッペンVER 1 1 1 1 1 1 2
S.ペレスPER 1 1 1 1 3 3 2
フェラーリ C.ルクレールLEC 2 2 2 2 2 3 2
C.サインツSAI 2 2 2 2 2 2 2
メルセデス G.ラッセルRUS 2 2 2 2 2 2 3
L.ハミルトンHAM 2 2 2 2 2 1 3
アルピーヌ・ルノー E.オコンOCN 2 2 2 2 1 1 3
P.ガスリーGAS 2 2 2 2 1 1 3
マクラーレン・メルセデス O.ピアストリPIA 2 2 2 2 2 2 3
L.ノリスNOR 2 2 2 2 2 2 4
アルファロメオ・フェラーリ V.ボッタスBOT 2 1 1 1 1 1 2
周冠宇ZHO 2 1 1 1 1 1 2
アストンマーチン・メルセデス L.ストロールSTR 2 2 2 2 2 2 3
F.アロンソALO 2 2 2 2 1 1 3
ハース・フェラーリ K.マグヌッセンMAG 2 2 2 1 1 1 2
N.ヒュルケンベルグHUL 2 2 2 2 1 1 2
アルファタウリ・ホンダRBPT N.デ・フリースDEV 2 2 2 2 1 2 2
角田裕毅TSU 2 2 2 2 1 1 2
ウィリアムズ・メルセデス A.アルボンALB 2 2 2 2 2 2 3
L.サージャントSAR 2 2 2 2 1 1 3

F1マイアミGP特集

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