インタビューに答えるアルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリー、2021年11月4日F1メキシコGPにて
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ピエール・ガスリー、失意のDNF経て楽観視「パッケージから最大限を引き出せているし相性も良い」

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2021年FIA-F1世界選手権第18戦メキシコGPに先立って、アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーがメカニカルトラブルによりリタイヤを余儀なくされた前戦アメリカGPを振り返りつつ、週末に向けて抱負を語った。

2019年の前回大会でガスリーは予選10番手とQ3進出を果たしたが、中古のソフトタイヤでのスタートによって不利な立場に置かれ、1回目のピットストップを終えると19番手にまで後退した。

更に目指していた1ストッパーは叶わず2ストップを余儀なくされたものの、ファイナルラップの最終コーナーで前を行くニコ・ヒュルケンベルグが僚友ダニール・クビアトと接触。10位でフィニッシュしたガスリーはクビアトの10秒ペナルティによって9位に繰り上がった。

ピエール・ガスリー最大限を引き出せているし相性も良い

本来なら2台揃ってトップ10フィニッシュしてアルピーヌとのポイント差を詰める事ができたはずだから、オースティンでリタイアを余儀なくされたのは残念だった。

ただ2台ともがQ3に進出し、週末を通じてアストンマーティンやアルピーヌを凌駕していたのは確かだし、全体としては力強い週末が過ごせたと思ってる。

直近の4レースで2度のリタイヤを強いられたわけだけど、それでもまだチャンピオンシップ5位を巡る争いは終わっちゃいない。

これから3連戦が始まる。過去数シーズンを振り返ってみても、これほど遠方への移動が続くのは初めてだ。時差が大きいから、りっかり休んで休息と睡眠を取る事が大切だ。

オースティンの週末を終えた後はシミュレーター作業のために一度ヨーロッパに戻ったんだ。おかげでここからまた長いフライトを通して異なるタイムゾーンのメキシコに向かう事になる。

これからの3戦に関しては体調を100%整えて臨むことが大切だ。マシンに関しては理解も進んでパッケージからパフォーマンスを絞り出せている状態だし、この先の幾つかのサーキットは相性が良いはずだから心配はしていない。

2019年の前回のメキシコGPは9位という結果だった。ここは標高が高く状況をより複雑にするから最高の状態で臨まなきゃならないサーキットだ。

確かにランニングをしていると空気の薄さを感じるけど、マシンをドライブしている時はあまり気にならない。とは言えクルマ的には冷却が関係してくるパワーユニットやブレーキに大きな負担が掛かる。

空力面としては最大レベルのダウンフォースを付けるものの、空気密度が薄いからモンツァよりも薄いウイングを付けて走っているような感覚で、クルマも大きく横滑りしてしまう。

メキシコの観客は毎年本当に素晴らしいけど、チェコ(ペレス)とレッドブルが好調だから今回は本当にクレイジーな感じになるだろうね。雰囲気は最高だよ。


メキシコGPの戦いの舞台となるのは標高約2285mの高地に位置するエルマノス・ロドリゲス。1周4,304mのコースは海抜0m地点と比較して22%も空気が薄く、エンジン性能や空力特性はもとよりマシン全体に大きな影響を及ぼす。

前回大会の2019年のグランプリでは、3番グリッドのルイス・ハミルトン(メルセデス)がセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)を1.7秒引き離して83勝目を飾った。3位表彰台にはバルテリ・ボッタス(メルセデス)が滑り込んだ。

F1メキシコGPは日本時間11月5日(金)26時30分からのフリー走行1で幕を開ける。

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