ウィリアムズF1、運に見放されたマッサとツキを味方につけたストロール / F1メキシコGP 2017《決勝》

メキシコGPで6位入賞を飾ったランス・ストロールcopyright WilliamsRacing

F1メキシコGP決勝レースを終えて、ウィリアムズのフェリペ・マッサとランス・ストロールがそれぞれコメントを発表した。

10番グリッドのマッサは、セバスチャン・ベッテルとルイス・ハミルトンとの接触によって散乱したマシンパーツによってタイヤをパンクさせ、2周目に予定外のピットストップを強いられた。レース全般に渡って一貫したペースを示したが、舞台は追い抜きの難しいエルマノス・ロドリゲス・サーキット、11位でチェッカーを受けた。マッサはソフトタイヤで67周を走りきり、この日の最多周回数を記録した。

マッサが不運に見舞われた一方で11番グリッドのストロールは運を見方につけた。ブレンドン・ハートレー(トロ・ロッソ)のマシン炎上に伴うVSCの恩恵を受け、最小限のタイムロスでピットストップを行った。決勝当日10月29日はストロール19回目のバースデー、6位入賞は思わぬ誕生日プレゼントとなった。

ウィリアムズ:メキシコGP決勝を終えて

フェリペ・マッサ決勝: 11位, グリッド: 10位

本当にガッカリだよ。レースが始まって直ぐにパンクしちゃってピットインしなきゃならなかったんだ。マシンは良かったし速さがあったから、パンクさえなかったら結果は全く別のものになってのは間違いないよ。まぁ、時々こういった事は起こるものだけどね。チームの事を思えばルノーよりも多くのポイントを獲得できたからハッピーだよ。でも僕個人としてはまたもツキのないレースになってしまったから本当に残念さ。

ランス・ストロール決勝: 6位, グリッド: 11位

レースを上手くコントロールできたんじゃないかな。スタートは本当に良かったんだけど、コーナー外側にいたもんだからちょっとポジションを落としちゃったんだ。でも、周りでマシントラブルとかクラッシュがあったから幾らか順位を上げられたよ。

最初のスティントも二回目のスティントも凄く良くて、レース終盤にはオコンのDRS圏内に入れる位接近できたんだ。タイヤ管理に気を使ってたんだけど車はすごいバランスが取れてたよ。チームに感謝しなきゃね。素晴らしい一日だったし、最高の誕生日プレゼントになったよ。

F1王者になったルイスにおめでとうを言うよ。4度目なんて信じられない位すごい事だよね。僕みたいな若いドライバーにとっては大きな刺激になるよ。


第18戦メキシコGPはタイトル争いを繰り広げるハミルトンとベッテルが接触する波乱の展開でスタートした。両者ともに緊急ピットインし最後尾からの追い上げを強いられた。怒涛の走りを見せるもベッテルは4位とタイトル妨害には至らず、ハミルトンが4度目のワールドチャンピオンに輝いた。決勝レースの詳細については、2017年F1メキシコGP決勝結果とダイジェストを参照されたい。

F1メキシコGP特集

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