2017年 F1メキシコGP決勝データ、ドライバー別タイヤ戦略とコンパウンド別周回数&最速タイム
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2017年F1メキシコGPは、ウルトラソフトからスーパーソフトへの1ストップ戦略を採用したマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が勝利を手にした。滑りやすい路面に加えて、低い空気密度によってダウンフォース量が減少するにも関わらず、フェルスタッペンは教科書通りの見事なタイヤマネジメントをやってのけ一貫したペースを築いた。
1周目の接触によって想定外のレースを強いられたセバスチャン・ベッテルとルイス・ハミルトンは、2ストップに戦略を変更した。アクシデントで戦略変更を迫られたドライバーを除けば、事前予想通り1ストップ戦略がメインとなった。コース上で停止したブレンドン・ハートレー(トロ・ロッソ)に対してバーチャル・セーフティーカーが出動、31周目と32周目にピットインが集中した。
© Pirelli
フォース・インディア勢とフェリペ・マッサ(ウィリアムズ)、パスカル・ウェーレイン(ザウバー)はVSC前にピットストップを行ったため、結果的に多くのタイムロスを計上、ライバル達は大きなアドバンテージを得た。
最も柔らかい紫色ウルトラソフトと中間の硬さの赤色スーパーソフトの最速タイムはほぼ同等、ウルトラはセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)が記録した1分18秒785、スーパーはフェルスタッペンの記録した1分18秒892がファステストだった。黄色ソフトの最速はキミ・ライコネン(フェラーリ)がマークした1分20秒054、ウルトラとスーパーに比べて1秒強遅かった。
最多周回数を記録したのはソフトタイヤ、1周目にパンクしたフェリペ・マッサ(ウィリアムズ)が67周を1セットのソフトタイヤで走りきった。メキシコGP決勝レースの規定周回数は71周、今季のピレリタイヤの保守性が浮き彫りとなった。
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第18戦メキシコGPはタイトル争いを繰り広げるハミルトンとベッテルが接触する波乱の展開でスタートした。両者ともに緊急ピットインし最後尾からの追い上げを強いられた。怒涛の走りを見せるもベッテルは4位とタイトル妨害には至らず、ハミルトンが4度目のワールドチャンピオンに輝いた。決勝レースの詳細については、2017年F1メキシコGP決勝結果とダイジェストを参照されたい。