レッドブル、1-4グリッド確保「スリリングなレース」を予想するクリスチャン・ホーナー
レッドブル・レーシングのクリスチャン・ホーナー代表は、マックス・フェルスタッペンがポールポジション、セルジオ・ペレスが2列目4番グリッドを獲得した29日(土)のF1メキシコGP公式予選を終えて、日曜は「スリリングなレース」になると予想した。
2日目は直前のプラクティスを含めてメルセデスが優勢を築いていた。FP3、予選Q1及びQ2で最速を刻んだのはシルバーアローのマシンだったが、肝心のQ3ではフェルスタッペンが本領を発揮。後続に0.304秒差をつけた。
とは言え、2番手ジョージ・ラッセルから4番手ペレスまでは1000分の49秒という僅差。パフォーマンスは拮抗している。
エルマノス・ロドリゲス・サーキットは必ずしもポール優位なコースではなく、1周目のターン1までに大きく順位が入れ替わる傾向がある。
「予選の3ラウンドは本当に熾烈だったが、マックスは最終ラップで見事な走りを決めてくれた」とホーナーは予選を振り返った。
「唯一、1分17秒台に入れ、後続に0.3秒以上の差をつけてポールポジションを手にしてくれた。またしてもファンタスティックなドライビングだった」
「2番手から4番手まではコンマ05秒弱の差しかない。明日のレースはスリリングなものになるだろう」
「ターン1までの距離が長いため、ここでのオーバーテイクのチャンスは大いにある」
電気系統のトラブルに見舞われ、あらゆるデータが確認できない状況での予選を強いられた母国の英雄、ペレスは、4番グリッドからの巻き返しを目指す事になる。
「特にチェコとっては、観客のサポートが間違いなく大きな後押しになるだろう。ファンは今日も素晴らしいサポートを見せてくれた」とホーナーは続ける。
「2列目からのスタートということで、明日のレースで彼がどんな走りを見せてくれるか楽しみだ」
2022年F1メキシコGP予選ではマックス・フェルスタッペン(レッドブル)がポールポジションを獲得。2番手にジョージ・ラッセル、3番手にルイス・ハミルトンと、メルセデス勢が続く結果となった。
メキシコGPの決勝レースは日本時間10月30日(日)29時にフォーメーションラップが開始され、1周4,304mのエルマノス・ロドリゲス・サーキットを17周する事でチャンピオンシップを争う。