12番手アロンソ「ルノーエンジンは高度による影響が少なく上手く機能している」Mclaren
マクラーレンF1チームは、メキシコシティ現地10月27日のF1メキシコGP公式予選でフェルナンド・アロンソが見事Q2進出を果たし12番手、ストフェル・バンドーンはQ1ノックアウトで17番手という結果に終わった。英ウォーキングのチームは、ダブルQ1敗退の連続記録を3でストップさせた。
15番手のピエール・ガスリー(トロロッソ・ホンダ)がエンジン及びギアボックス交換によるグリッド降格によって最後尾に後退し、16番手のロマン・グロージャン(ハース)が前戦アメリカGPで下された3グリッド降格を受ける事に伴い、バンドーンは明日のレースを15番グリッドからスタートする。
セッションを振り返ったアロンソは、予想外の好結果を得る事となった理由について「ルノーエンジンは高度による影響が少なく、ライバルと比べて上手く機能している」との考えを示した。マクラーレンと同じルノー製PUを搭載するレッドブルは最前列を独占。ワークスルノーは7・8番手と揃ってQ3進出を果たしている。
マクラーレン:F1メキシコGP予選を終えて
フェルナンド・アロンソ予選: 12位, FP3: 15位
完璧な予選とはならなかった。最後のタイヤセットを使っていた時、高速コーナーで若干アンダーステアを抱えていたんだ。走りには満足していないし誇りに思えるラップでもなかった。
クロスラインを横切って無線で12番手だと伝えられた時、考えていた以上に遥かに良い結果でびっくりしたよ。僕らは今週末上手くやれずにミスを犯し、そのせいでコンマ数秒を失っていたからね。ここ最近の4レースではQ1敗退を喫していただけに、今日の僕らが成し遂げたポジションは素晴らしい。この前のグランプリと比べればポイント圏内に近いしね。
ルノーエンジンはここで上手く機能している。多分ライバルと比べると高度による影響が少ないんだと思う。昨日のロングランペースを考えると、決勝に向けてはかなり楽観的だ。明日はエモーショナルなレースになるだろうね。多くのファンが詰めかけ盛大にサポートしてくれるから。スペシャルなグランプリになると思うよ。
ストフェル・バンドーン予選: 17位, FP3: 14位
予選そのものはかなり真っ当だったと思う。タイムはめちゃめちゃ接近していて、100分の数秒差でQ2進出を逃してしまった。残念だよ。でも、それだけフィールドが接近してたんだ。今日は若干涼しくなったことでタイヤの扱いが少し楽になった。明日のレースでどうなるかは様子を見てみないと分からないけど、グラデーションは依然としてかなり大きなファクターになると思う。
ここは標高が高い分、物事がトリッキーだけど、それは誰にとっても同じことだ。いつだって改善の余地はあるものだけど、全体としては自分自身の予選ラップに比較的満足している。それに今日なし得たであろう最大限の結果にかなり近づける事が出来たと思ってる。
当初予想していたよりもライバルに接近できていると思うし、明日もこの勢いで行ければと思ってる。タイヤのデグラデーションがこれまでと同じような傾向を示せば、明日は僕らにもチャンスがあると思う。良い結果をもたらすためには若干運が必要だけどね。
ここのコーナーはどこもすごく幅が狭くて、オープニングラップでは毎回混乱が発生するんだ。去年は一周目にポジションを8つ上げたと思うんだけど、今年も同じ様にやれるよう頑張るつもりだ。
ポールポジションはレッドブル・レーシングのダニエル・リカルド。1分14秒759のコースレコードを記録し、モナコGP以来のトップグリッドを獲得した。2番手はチームメイトのマックス・フェルスタッペン。3番手は選手権に王手をかけるメルセデスAMGのルイス・ハミルトンという結果となった。
2018年F1第19戦メキシコグランプリ決勝レースは、日本時間10月29日(月)午前4時10分から行われ、反時計回り、1周4304mのエルマノス・ロドリゲス・サーキットを71周する事で勝敗を決する。