ピエール・ガスリー「最高の1日」TOP10連取…高地エルマノス・ロドリゲスでのAT03に確かな手応え
ピエール・ガスリー(アルファタウリ)は10月28日(金)に行われたF1第20戦メキシコGPの両セッションでトップ10を連取。高地エルマノス・ロドリゲス・サーキットでのAT03に確かな手応えを得た様子を見せた。
標高約2285mに位置するメキシコシティのサーキットは、海抜0m地点と比較して22%も空気が薄い。この分だけダウンフォースは失われ、パワーユニットには大きな負荷が掛かるが、RBPTのバッジをつけるホンダ製F1パワーユニットは高地を得意としている。
チーフレースエンジニアを務めるジョナサン・エドルズによると、今回持ち込まれたイニシャル・セットアップは良い線を行っていたようで、2日目に向けてクルマを大幅に変更する予定はないとしており、角田裕毅ともども予選・決勝での好結果が期待されるところだ。
クルマの感触はかなり良い
ピエール・ガスリー
FP2: 10位
FP1: 9位
最高の1日だった。FP1の段階からクルマの感触が良かった。ここは標高が高く、かなり独特なコースだけど、大抵、僕らにとっては相性が良いんだ。
今朝はすぐにペースを上げる事ができた。ミッドフィールドは超タイトだから、明日は全てをまとめ上げてトップ10を懸けて争えればと思ってる。
午後のセッションに関しては、どんなコンパウンドを履いていたのか分からないから結論めいた事は何も言えないけど、何より重要なのは全体としてマシンのフィーリングはかなり良かったって事だ。
メキシコで再びレースができて最高だね。走っている時もそうでない時も、ここでの週末は大忙しだけど、ファンの情熱が感じられて嬉しい。
FP2は前戦アメリカGPに続き、2023年仕様のタイヤ開発テストに割り当てられた。2022年F1メキシコGPのFP1ではフェラーリの2台がタイムシートのトップを独占。これにレッドブルの2台が同タイムで続く結果となった。
メキシコグランプリの3回目のフリー走行は日本時間10月29日(土)26時から、公式予選は同29時から1時間に渡ってエルマノス・ロドリゲス・サーキットで開催される。