マクラーレン、2022/2023年フォーミュラE参戦を正式発表…メルセデスEQを継承
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マクラーレン・レーシングは2022年5月14日(土)、Gen3時代の幕開けとなる来季、2022/2023年シーズンよりFIAフォーミュラE世界選手権に参戦する事を正式発表した。今年中にメルセデスEQフォーミュラEチームの買収を完了させる。
メルセデスは今季末を以てシリーズを去る。マクラーレンはメルセデス・ベンツとの合意を経てチームを丸ごと引き継ぐ。引き続きイアン・ジェームズがチーム代表を務めるものの、ドライバーラインアップやパワートレイン・サプライヤー、コマーシャル・パートナーは未定で追って発表される。
1963年にブルース・マクラーレンによって設立され、1966年にF1世界選手権への参戦を開始して以来、20回のF1タイトルと3回のインディ500制覇を成し遂げてきたイギリスの名門チームは近年、F1を足がかりにインディカー・シリーズ、エクストリームEと、活動の場を広げてきた。
マクラーレンのザク・ブラウンCEOはフォーミュラEについて「戦略的、商業的、技術的にマクラーレン・レーシング全体にとってプラス」になると述べ、EVレースでのノウハウと実績はF1を含めた他のシリーズの競争力向上に繋がるはずだと主張した。
フォーミュラEは来季より、戦闘機のエアロダイナミクスにインスピレーションを得てデザインされた第3世代のマシン「Gen3」を導入。新たな時代の幕開けを迎える。マクラーレンは昨年1月の段階で既に、2022/2023年シーズンのエントリー枠を確保していた。