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エリック・ブーリエによれば、フェルナンド・アロンソとストフェル・バンドーンは、MCL32はあらゆるサーキットにおいて低速コーナーからの立ち上がりが良く、またバランスが良いとレポートしているという。これを引き合いに出し、ブーリエはセパンでのレースでは自慢のシャシーがタイムゲインに繋がると主張する。
セパンには連続する2本ロングストレートがあるためトップスピードが重要になる。だが、ストレート以外の区間は高いダウンフォースが要求される中低速コーナーで構成されている。今週末で最後の開催となるマレーシアGPに先立って、ブーリエが発表したコメントを以下に紹介する。
マクラーレン：F1マレーシアGPに向けての抱負
エリック・ブーリエレーシングディレクター
セパンでのレースは、シーズンで最も高い気温と湿度になる事が多いため、マシンやドライバーにとって厳しいコンディションになる事が予想されます。とは言え、彼らがいつものように週末を通して完璧な準備を進めていくことは間違いありません。このコンディションは、エンジニアに対しても技術的な課題を突きつける事になります。パフォーマンスと冷却の面で、適切なバランスを見出す必要があるのです。
パフォーマンスに関しては、過去数レースで行ってきたように予選Q3進出を目指してプッシュしていくつもりです。ですが、このサーキットはシンガポール程われわれに親切ではないでしょう。このような難しいコンディションにおいては、これまで同様に信頼性の高さが重要な要素となります。また、口で言うのは簡単ですが、最初の1周目の混乱を避ける事が大切です。
我々のドライバーは、MCL32は世界中のどのコースでも低速コーナーからの立ち上がりが良く、バランスが素晴らしいと言ってくれており、このどちらの要素も、セパンでは我々に利点をもたらしてくれるでしょう。19年間お世話になったセパン・インターナショナル・サーキットと良い形でお別れしたいですね。マレーシアのファンの前で良いパフォーマンスを披露できれば嬉しいです。
2017年第15戦F1マレーシアGPは、日本時間9月29日(金)12時からのフリー走行で幕を開ける。1999年に初めて開催されたマレーシアグランプリは、19回目となる今年限りでカレンダーから消滅する。