11位アロンソ「ベストレースでないのは間違いない、ホンダの母国で挽回したい」F1マレーシアGP 2017《決勝》
予選でストフェル・バンドーンの後塵を拝したマクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソ、決勝でも再びバンドーンに敗れ去った。10番グリッドからレースに挑んだアロンソは、ペースが拮抗する中段グループのど真ん中に投げ込まれ、為す術なく11位でチェッカーフラッグを受けた。
勝敗を分けたのはオープニングラップ、ウィリアムズ勢が同士討ちしたアオリを受けポジションを大きく落とした。結局この不遇が最後まで尾を引いた形となった。チーム代表のエリック・ブーリエは「フェルナンドは自身の責任の及ばないアクシデントによって不利な立場に追い込まれた」と擁護した。
2戦連続で7位入賞とチームに貢献したバンドーンが「キャリアベストのレース」と評した一方、アロンソは「間違いなく僕らのベストレースじゃなかった」と振り返った。マレーシアの翌周には、ホンダのお膝元である鈴鹿サーキットを舞台とするF1日本GPが控えている。アロンソは、ホンダのホームグラウンドでポイントを稼ぎ貢献したいと意気込む。
第15戦F1マレーシアGPを終えて、フェルナンド・アロンソが発表したコメントを以下に紹介する。
日本GPではポイントを獲得し貢献したい
フェルナンド・アロンソ決勝: 11位, グリッド: 10位
厳しいレースになったよ。スタート直後の2コーナーで、前を走ってたウィリアムズの2台が軽く接触した事でトバッチリを受けたんだ。いくつかポジションを失ったよ。その結果、僕は中段の第2グループに入ってしまって、マシンが持っていた本来のペースより少し遅く走らなきゃならなかったんだ。追い抜くことも出来ずにかなりタイムをロスしてしまって、妥協せざるを得なかったんだ。残念だよ。
今日は間違いなく僕らのベストレースじゃなかったけど、この後のグランプリでは良い時だってあるはずさ。日本GPでは速さを取り戻したいね。ホンダの母国グラウンドだし、ポイントを稼いでコンストラクターズ争いで貢献したいと思ってるよ。セパンとシンガポールという相反する2つのサーキットでポイントを取れたのは、マクラーレン・ホンダにとってすごく良い事さ。残りのレースでもポイント獲得出来ることを祈ってるよ。
19回の歴史に幕を下ろしたマレーシアGPのレース詳細については、2017年F1マレーシアGP決勝結果とダイジェストを参照されたい。次戦F1日本GPは、10月6日(金)10時からのフリー走行で幕を開ける。