ハースのケビン・マグヌッセンとロマン・グロージャン、2020年型F1マシンVF-20のお披露目イベントにて
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F1後のキャリア…ハースのマグヌッセンとグロージャン、道は2度と交わらない?

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ハースのケビン・マグヌッセンは、F1でのキャリアを終えた後にアメリカ大陸へと移り、インディカー・シリーズに参戦することを熱望しているが、チームメイトのロマン・グロージャンはオーバルが好きではないため、フォーミュラEやFIA世界耐久選手権(WEC)に興味を持っている。F1を離れた後の二人のキャリアが交わる事はなさそうだ。

マグヌッセンはマクラーレンのリザーブドライバーを務めていた2015年に、アンドレッティ・オートスポーツからインディカーへの参戦を計画。契約直前にまで漕ぎ着けたものの土壇場でマクラーレンが難色を示しために頓挫してしまった。なお父のヤンは1996年にペンスキーから、1999年にはパトリック・レーシングからインディカーの前身とも言うべきCARTに参戦している。

RACER主催のファンからのQ&Aを受け付けるコーナーの中でマグヌッセンは「今後インディカーやGTLMで走ることはある?」との質問に対して次の解答を寄せ、将来的なインディカー参戦の可能性を認めた。

「インディカーに対しては常に熱い想いを持って生きてきた。あらゆるレースシリーズに情熱を持っているけど、父がレースをしていた当時からインディカーに興味を持っていたんだ」

「とてもクールなシリーズだと思うし、コースも素晴らしいと思う。いつか絶対にやりたいって思ってるんだ。チャンスがあればいいんだけどね」

一方のグロージャンは、インディカーやNASCARに代表されるアメリカンモータースポーツが愛する楕円形のオーバルコースを嫌っており、耐久レースかツーリングカー、あるいは電動フォーミュラで競ってみたいと考えている。

「オーバルはあまり好きじゃないんだ。最後の10ラップは凄く面白いけどね」とグロージャン。「運転してみたいかどうかという点では興味のあるシリーズじゃない。観戦するのは凄く楽しいけどね」

「それよりもフォーミュラEやWECなんかに興味がある。DTMもずっと好きだったからそれも選択肢の一つかもしれない。インディカーはオーバルが多すぎてあまり好きじゃないんだ」