各国F3の世界一決定戦”マカオGP”が11月16(木)から19日(日)の4日間の日程で開催される。モナコ以上におっかなびっくりな今年の公道レースには、皇帝の息子ミック・シューマッハや来季マクラーレンF1のテスト兼リザーブを務めるランド・ノリスの他、欧州F3からF1デビューを目指す牧野任祐、スーパーフォーミュラで活躍する山下健太と関口雄飛、全日本F3の坪井翔や宮田莉朋ら日本勢が参戦する。

1954年に草レースとして始まったマカオグランプリも今年で64回目、今やFIA 世界ツーリングカー選手権やGTワールドカップ等の様々なカテゴリレースが開催されるアジア有数のモータースポーツ祭りとなっている。中でも、FIA国際自動車連盟が主導する”FIA F3ワールドカップ”が目玉、各国のF3で活躍する世界水準のドライバー達が一堂に会する。

© Sports Bureau of Macao SAR Government / 舞台となるギア・サーキット

F3レースが導入された83年初代勝者はアイルトン・セナ、以来ミハエル・シューマッハやデイビット・クルサード、ラルフ・シューマッハ、ルーカス・ディ・グラッシ、佐藤琢磨ら後にF1を戦ったトップドライバーがウィナーとして名を連ねる。車1台がやっとのコース幅や360度コーナー、4本のストレートが連続する珍しいコースレイアウトはモナコ以上にトリッキーでクラッシュ必須の難コース。

FIAは、公式サイトにて第64回マカオGPのF3とGTの全てのセッションを無料生配信する。

マカオGP開催日程

土曜と日曜の予選及び決勝の日程は以下の通り。マカオと東京の時差は一時間、視聴しやすい日本時間日中のレースとなる。

FIA公式の生配信は英語であるため、日本語での解説・実況を求めるならばJ SPORTS一択。ただし、F3は放送されるもGTワールド・カップは放送されず、代わりに同時開催されるWTCC第9戦が生放送される。J SPORTSはスカパー、ひかりTV他の有料チャンネルで視聴できる。実況はサッシャ、解説は高橋二朗、ゲストに片岡龍也と道上龍の各氏を迎える。