F3マカオGP 予選レース：1周目に複数台絡む事故…ユーリ・ビップスが優勝、角田裕毅は16位

Published：2019/11/16 12:13 Updated：2023/1/23 05:22

2019年 第66回マカオGP FIA-F3ワールドカップの予選レースが、11月16日(土)にギアサーキットで行われ、レッドブル・レーシングの支援を受けるユーリ・ビップス（ハイテック）が、フェラーリ育成傘下のロバート・シュワルツマン（プレマ）を1.549秒振り切り、ポール・トゥ・ウインを飾った。3位はルノーアカデミー所属のクリスチャン・ルンゴー（ART）という結果となった。

注目のオープニングラップでは、アルジュン・マイニ（イエンツァー）がローガン・サージェント（カーリン）に小突かれる形でリスボアの壁に激突。複数台が巻き込まれる事故が発生し、コースが完全に塞がれたために、1周目からセーフティーカーが導入された。

このクラッシュには、3連覇を目指すダン・ティクタム（カーリン）やジェイク・ヒューズ（HWA）、エナーム・アフメド（カンポス）らが巻き込まれた。宙に打ち上げられたティクタムは、修復作業のために緊急ピットイン。ヒューズ、マイニ、アフメドはリタイヤを喫した。ヒューズは「ミスから決して学ばぬガキ共」と述べ、怒りをあらわにした。

レースは残り7周でリスタート。混乱を掻い潜った24番グリッドスタートの角田裕毅（ハイテック）は、その後オーバーテイクショーを繰り返して16位でフィニッシュした。

残り2周では、フェリペ・ドラゴヴィッチ（カーリン）がクラッシュ。またもリスボアにマシンが突き刺さったが、セーフティーカーの出番はなく、ビップスが後続を寄せつける事なく10周のレースを制した。

F3マカオGPの決勝レースは、11月17日(日)現地16時半より行われる。

第66回マカオGP F3予選レース結果