リアム・ローソン、2023年日本へ…スーパーフォーミュラ転向か
レッドブル及びアルファタウリのF1リザーブドライバーを務めるリアム・ローソンが、2023年にFIA-F2選手権から全日本スーパーフォーミュラ選手権に転向する可能性が浮上した。
20歳のニュージーランド人ドライバーは現在、最終アブダビを前にF2ランキング7位につけている。来季の計画は明らかにされていない。
先日のF1メキシコGPのFP1ではレギュラードライバーの角田裕毅に代わってAT03をドライブ。参加した全5名の若手ドライバーの中での最上位となる16番手を刻んだ。
レッドブル・レーシングのモータースポーツ・アドバイザーを務めるヘルムート・マルコはAuto Motor und Sportとのインタビューの中で、ローソンの来季について次のように語った。
「F1のテストドライブでローソンは本当に速かった。来年は日本でレースをし、F1リザーブドライバーの一人となる予定だ」
具体的なシリーズ名は明かされていないが、シングルシーターという点ではスーパーフォーミュラ一択で、パートナシップを背景にホンダ系のいずれかのチームに加わる可能性がありそうだ。
ピエール・ガスリーを筆頭にレッドブルは過去に、パトリシオ・パワード、セルジオ・セッテ・カマラ、ダン・ティクタムといったジュニアドライバーをスーパーフォーミュラに送り込んできた。
スーパーフォーミュラでホンダエンジンを搭載するのは以下の6チームだ。ただ、レッドブルとのジュニア・プログラム契約が今季限りで終了したTEAM GOHは来季以降の計画について「白紙」だとしている。
- TEAM MUGEN
- DOCOMO TEAM DANDELION RACING
- ThreeBond Drago CORSE
- B-Max Racing Team
- TEAM GOH
- TCS NAKAJIMA RACING
なおマルコによると、日本の岩佐歩夢は引き続きジュニアチームに留まり、F2参戦を継続する見通しだ。
FIA-F3選手権のデビューイヤーで新風を巻き起こしたアイザック・ハジャーはF2に昇格する。また、新たに数名のドライバーが育成傘下に加わるという。