サルト・サーキットでの2018年ルマン24時間レースを戦うトヨタガズーレーシング8号車copyright Toyota Motorsport GmbH

ルマン24 残り3時間:トヨタ、一度も首位を譲らず圧巻の速さ。トップ快走の8号車アロンソは中嶋一貴へ最後のバトン

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第86回ル・マン24時間レースは21時間を消化、修了まで3時間を残すのみとなった。TOYOTA GAZOO Racingの2台のTS050ハイブリッドは、チーム内で何度か順位を入れ替えながらも一度も1-2の順位を譲る事なく圧巻の速さを披露。正念場のラスト3時間に挑んでいる。

残り2時間半を切ったところで、首位を牽引していた8号車がフェルナンド・アロンソから中嶋一貴へとバトンタッチ。1分50秒遅れで2番手に続いていた7号車のホセ・マリア・ロペスが小林可夢偉へとステアリングを引き続いた。これが最後のドライバー交代となる。

総合3番手にはトップのトヨタから12周遅れでレベリオン・レーシング3号車が、その後ろにはチームメイトの1号車が同13周遅れで走行を重ねている。マシントラブルやクラッシュなどのアクシデントが怒らぬ限り、トヨタのトップは揺るぎない情勢だ。

このまま順調に走行を続け現在のポジションそのままにレースを終えた場合、アロンソは世界三大レースの内の2つを制する事となる。アロンソは伝統と格式高いF1モナコGP、ルマン24時間レース、インディ500の3つで勝者となる事を目標に上げており、昨年はF1を欠場してまで渡米し、インディアナポリス500へのスポット参戦を果たした。

朝を迎えてからのル・マンでは、蓄積した疲労のためか、夜を乗り越えてきた車両のクラッシュやコース修復によるセーフティカー導入が目立った。トヨタは早朝に2台が揃って80km/h制限のスローゾーンで速度違反。60秒のピットストップペナルティが科せられるも、勢い衰えることなくトップ同一周回をキープし続けている。

これまでの21時間を完全に支配し、盤石のレース展開をみせているTOYOTA GAZOO Racingだが、チェッカー直前にマシントラブルで涙を飲んだこともあるだけに、残る3時間も一瞬も気を抜く事なく確実にチェッカーを受けるべく、最終盤の難関に向けて気持ちを新たにする。夜を徹して戦い続けていたメカニック、エンジニア、ドライバーの披露はピークに達しつつある。

序盤に電気系統のトラブルによって3時間近くをガレージで過ごしたジェンソン・バトンのSMPレーシング11号車は、ライバル達の後退を尻目に徐々にポジションを上げ、総合41番手、クラス5番手にまで挽回し走行を続けている。

2018年ルマン24時間 途中経過順位 21時間(LMP1クラス)

Pos No. Driver Team Lap Gap
1 8 中嶋一貴
セバスチャン・ブエミ
フェルナンド・アロンソ
TOYOTA GAZOO Racing
トヨタ TS050 HYBRID
337  
2 7 小林可夢偉
マイク・コンウェイ
ホセ・マリア・ロペス
TOYOTA GAZOO Racing
トヨタ TS050 HYBRID
337 1:43.690
3 3 トーマス・ローレン
マティアス・ベシェ
グスタボ・メネゼス
レベリオン・レーシング
レベリオンR13・ギブソン
326 11 Laps
4 1 アンドレ・ロッテラー
ニール・ジャニ
ブルーノ・セナ
レベリオン・レーシング
レベリオンR13・ギブソン
326 11 Laps
5 11 ヴィタリー・ペトロフ
ミカエル・アレシン
ジェンソン・バトン
SMPレーシング
BRエンジニアリングBR1・AER
282 55 Laps
6 5 チャールズ・ロバートソン
マイケル・シンプソン
レオ・ルーセル
CEFC TRSMレーシング
ジネッタG60-LT-P1・メカクローム
264 73 Laps

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