ガレージ内でフェラーリSF-23に乗り込むシャルル・ルクレール、2023年6月30日F1オーストリアGP
Courtesy Of Ferrari S.p.A.

F1オーストリアGPスプリントのグリッド:フェラーリ不手際でルクレール降格

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オスカー・ピアストリ(マクラーレン)の走行を妨害したとしてF1オーストリアGPのスチュワードは、シャルル・ルクレール(フェラーリ)に3グリッド降格ペナルティを科す裁定を下した。

7月1日(土)にレッドブル・リンクで行われたSQ1でルクレールは、ターン9のイン側をスロー走行。プッシュラップに取り組んでいた後方ピアストリを「不必要に妨害」したと見なされた。

ピアストリは公聴会の中で、ルクレールの存在によりブレーキングを余儀なくされ、前のラップより約45km/h速度が低下したと主張した。ミニセクター上で約0.5秒のタイムロスがあった事が確認された。

ルクレールはチームから適切な警告を受けていなかった。スチュワードによるとターン4に差し掛かった歳の「6秒後方にピアストリがいる」が最後の無線連絡だった。チームは不手際があった事を認めた。

スチュワードは「今回の事態はドライバーの完全な過失ではなく、チームのコミュニケーション不足が大きな要因であった」と認めたが、同時にこの状況を回避できた可能性がある事に「疑いの余地はない」として、F1競技規則第37条5項への違反があったと認定した。

この結果、ルクレールは100kmのスプリントに向けた予選を6番手で通過したものの、ペナルティの適用によりアストンマーチンのフェルナンド・アロンソとランス・ストロール、アルピーヌのエステバン・オコンに次ぐ9番手に後退した。

Pos No Driver Team Qualifying
1 1 M.フェルスタッペン レッドブル・ホンダRBPT 1(-)
2 11 S.ペレス レッドブル・ホンダRBPT 2(-)
3 4 L.ノリス マクラーレン・メルセデス 3(-)
4 27 N.ヒュルケンベルグ ハース・フェラーリ 4(-)
5 55 C.サインツ フェラーリ 5(-)
6 14 F.アロンソ アストンマーチン・メルセデス 7(+1)
7 18 L.ストロール アストンマーチン・メルセデス 8(+1)
8 31 E.オコン アルピーヌ・ルノー 9(+1)
9 16 C.ルクレール フェラーリ 6(-3)
10 20 K.マグヌッセン ハース・フェラーリ 10(-)
11 23 A.アルボン ウィリアムズ・メルセデス 11(-)
12 10 P.ガスリー アルピーヌ・ルノー 12(-)
13 22 角田裕毅 アルファタウリ・ホンダRBPT 13(-)
14 21 N.デ・フリース アルファタウリ・ホンダRBPT 14(-)
15 63 G.ラッセル メルセデス 15(-)
16 24 周冠宇 アルファロメオ・フェラーリ 16(-)
17 81 O.ピアストリ マクラーレン・メルセデス 17(-)
18 44 L.ハミルトン メルセデス 18(-)
19 77 V.ボッタス アルファロメオ・フェラーリ 19(-)
20 2 L.サージャント ウィリアムズ・メルセデス 20(-)

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