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2日(土)、イタリアのアルファロメオ博物館で行われた式典で、フェラーリ会長セルジオ・マルキオンネはアルファロメオザウバーの2018年ドライバーラインナップを発表、マーカス・エリクソンの残留とフェラーリ育成ドライバーのシャルル・ルクレールの起用が確定した。
チーム代表のフレデリック・ヴァスールは、ルクレールとエリクソンは”強力なドライバーコンビ”だとして、来年の躍進に向けて自信をみせる。
「我々ザウバーの面々は皆、アルファロメオとのコラボレーションを喜んでいます。今日私達はイタリア・アレーゼにあるアルファロメオ博物館でパートナーシップの礎を築きました。アルファロメオ・ザウバーとしてのデビューシーズンには、マーカスとシャルルという強力なドライバーコンビで挑みます」
「マーカスは経験豊富なフォーミュラ1ドライバーであり、過去3年間に渡って共に仕事をしてきていますので、物事の手順やチームを熟知しています。彼はとてもポジティブなチームプレーヤーです」
「シャルルは他のいくつかのシリーズでその才能を証明しており、ここ最近ではフォーミュラ2世界選手権でチャンピオンに輝いています。今シーズンは4回のFP1セッションと2回のタイヤテストでF1マシンをドライブしており、チームは彼のプロフェッショナリズムとカリスマ性を確信しています。このラインナップで2018年に挑むことを楽しみにしていますし、彼らがお互いをうまくサポートしあってくれると信じています」
アルファロメオ・ザウバーの初代F1ドライバーに就任し、式典の壇上に上がったルクレールとエリクソンは、それぞれ喜びと意気込みを語った。
モナコ出身の20歳ルクレールは「2018年にF1に参戦できる事が決まってとても嬉しいよ。まずはフェラーリに感謝しなきゃね。ドライバーとしての僕を信頼してくれたザウバーにもお礼を言いたい。来年アルファロメオ・ザウバーからF1を戦うのが楽しみだよ」
「2017年にザウバーF1チームでFP1セッションやタイヤテストに参加できたのは本当に良い経験になった。彼らはすぐ僕を受け入れてくれたし、仕事環境も申し分ない。僕はもう既にザウバーを快適に感じてるし自信も持ってる。来年の目標は、F1でもっと多くの経験を積んで、出来る限りチームに貢献する事だよ」
F1での5年目、そしてザウバーでの4年目のシーズンを迎えるスウェーデン出身の27歳は、シート喪失が濃厚と見られていた中での逆転シート獲得となった。先行きが不透明化したシーズン後半には「居心地が悪い」と語るなど、焦りを見せる場面も見られた。
「まずは、ザウバーがアルファロメオとの新しいパートナーシップを結んだ事についてお祝いしたい。2018年にこのチームでドライブできるのはすごく光栄だし、輝かしい未来に向けて共に歩んでいけることに興奮し、また誇りに思ってる。僕の知識と経験がチームの役に立つ事を確信してるよ」
「今年の冬は凄く忙しくなりそうだね。良い形でシーズンをスタートするためには、今から全力でマシン開発を進めていく事が重要だからね。2018年は大きな飛躍の年になるだろうし、フィールドでポジションを上げられる良い機会になるはずさ。僕は楽観視してる」