パドックを歩くリアム・ローソン(レッドブル・レーシング)、2025年3月20日(木) F1中国GPプレビュー(上海インターナショナル・サーキット)
Courtesy Of Red Bull Content Pool

ローソン、レッドブル降格を受け「辛い」沈黙を破り初めて心境語る

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2025年のF1開幕2戦でレッドブル・レーシングのドライバーを務めたリアム・ローソンが、同チームからの降格に関して初めて口を開いた。公式発表以降、沈黙を貫いていたローソンは、SNSを通じて率直な胸中を明かし、「辛い」と綴った。

「レッドブル・レーシングのドライバーになることは、子どもの頃からの夢だった。これまでの人生、ずっとその目標に向かって努力してきた。辛い状況だ。でも、僕をここまで導いてくれたすべての物事に感謝している」

投稿には、F1ドライバーとしての短いキャリアを象徴するレッドブル時代の写真のほか、「F1ドライバーになりたい」と書かれた幼少期の手描きイラストも添えられており、ローソンの思いの強さがにじみ出る内容となっていた。

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ローソンは第3戦日本GP以降、姉妹チームのレーシング・ブルズに戻り、再起に向けて「VCARB 02」をドライブする。

ローソンは「ずっと応援してくれたみんな、本当にありがとう。みんなの支えがどれだけ力になったか、言葉じゃ足りないくらいだ」と続ける。

「VCARBのみんな、温かく迎えてくれてありがとう。次はお気に入りの日本GPだ。本当に楽しみにしているし、準備は万端だ」

この投稿を受け、恋人のハンナ・セント・ジョンさんは「顔を上げて。あなたがどれだけすごいか、みんなに見せてあげて」とエールを送った。

ローソンは、セルジオ・ペレスの後任として2025年シーズンに向けてレッドブル昇格を果たしたものの、オーストラリアと中国での開幕2戦でチーム首脳陣の期待に応えることはできなかった。

今回の交代劇を受け、角田裕毅は来週末に開催される自身の母国、日本GPで“本家”レッドブルからデビューを果たす。極めて高い難易度を誇る鈴鹿の舞台で、十分な準備期間なしに気難しいマシン「RB21」を操るという極めて大きな挑戦に臨むことになる。

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