角田裕毅、失望の最下位「トラックポジションが…」気持ち高ぶりヘッドレストを投げ捨てる
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20番手最下位でのQ1敗退について角田裕毅(アルファタウリ)は、「自身のドライビング」によるものというよりは「トラックポジションが酷かった」がためにタイヤの温度が低下した事が原因だと説明した。
現地17日(金)に行われたF1第22戦ラスベガス公式予選Q1で角田裕毅は、1分36秒976のラップがターン8のトラックリミットにより抹消され後、最終盤に向けてノックアウトゾーン最下位に沈んだ。
初日を経て、進出はかなり難しいとしていたQ2に向けて2セット目のソフトタイヤに履き替えコースに向かったものの、ターン5でコース外に飛び出し計測ラップをフィニッシュできず、ポジションそのままにセッションを終えた。
ガレージからコースへと送り出されたポジションに納得がいかなかったのか、それとも何が理由であるにせよミスをした自分が許せなかったのか。Q1敗退を喫してクルマを降りる際、角田裕毅はヘッドレストを投げ捨てフラストレーションをあらわにした。
セッションを経て、トラックリミットと幾つかのミスがあったけど何が起きていたのか?と問われた角田裕毅は、「自身のドライビング」以外の要因によるところが大きいとしたうえで、次のように説明した。
「最後のプッシュラップはトラックポジションが酷く、最終セクターで何台かのクルマが止まっていたため僕も止まらなければならず、タイヤが凄く冷えてグリップが無くなってしまい、ロックアップしてオーバーランしてしまいました」
「温度によるものでした。本当に残念です」
テクニカル・ディレクターを務めるジョディ・エギントンは「ユーキは予選でクルマに苦戦していた」として、「その原因を調査しなければならない」と説明した。
初日のデータを見る限り、アルファタウリは1ラップペースでどのチームより遅かったが、レースペースではハースやアルピーヌ、ウィリアムズを上回る速さを見せていた。決勝での巻き返しは可能なのだろうか?
角田裕毅は「全力を尽くしますが、これまでのところはあまり良くありません。ポジションを上げるためにベストを尽くします」と答えた。
2023年F1ラスベガスGP予選ではシャルル・ルクレール(フェラーリ)がポールポジションを獲得。2番手に僚友カルロス・サインツが、3番手にはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が続く結果となった。
決勝レースは現地11月18日(土)22時にフォーメーションラップが開始され、1周6,201mのラスベガス市街地コースを50周する事でチャンピオンシップを争う。レースの模様はDAZNとフジテレビNEXTで生配信・生中継される。