躊躇なし…ラスベガスのコースは予想に違わず面白くなかった、とフェルスタッペン
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ラスベガス市街地コースでの初走行を経てマックス・フェルスタッペン(レッドブル)は、当初予想していた通りに面白くなかったと語った。
週末に先立ち3度のF1王者は、自分たちが「道化師」になった気分だとしてオープニング・イベントを批判すると共に、鈴鹿やスパとは比べようもないとしてラスベガスのレイアウトに否定的な見解を示した。
実際にステアリングを握ってなお、フェルスタッペンはその考えを全く変えていなかった。コースは楽しめたか?と問われると躊躇なく「ノー」と一刀両断した。
「これまでの人生で僕はもっと素晴らしいコースを幾つも走ってきた。これについては昨日も言ったけど、何も新しい発見はなかった。僕らとしてはこのままやるだけだよ」
排水設備の不具合により事実上の中止となったFP1を経て、走行時間を埋め合わせるためにFP2は通常より30分長い90分間で行われた。
フェルスタッペンはミディアムタイヤとソフトを使って39周を走り込み、最速を刻んだシャルル・ルクレール(フェラーリ)からコンマ9秒遅れの6番手でセッションを終えた。
「滑りやすかった。FP1であまり走れなかったから、路面にゴムが載るまで少し時間がかかったけど、終盤は少しマシになったと思う」とフェルスタッペンは振り返る。
「なんとかプログラムを全部消化する事ができた。今日はそれが何より重要だったと思う」
タイヤの感触について問われたフェルスタッペンは「1ラップという点でソフトは悪くないと思うけど、ロングラン的には少し難しかった」と語った。
「ソフトがかなり厳しそうに見えたから、僕らはすぐにミディアムに履き替えたんだど、こっちもロングランでは楽じゃなかった」
「だから、ロングランにおけるデグラデーションの改善に向けて、まだ調べなきゃならない事が幾つかある状況だ」
「ライバルと比べれば僕らはまだまともに見えると思うけど、それでももっと良い仕事ができる余地があるように感じている」
「レース用のタイヤを選ぶのは楽じゃないね」
2023年F1ラスベガスGPフリー走行2でトップに立ったのはシャルル・ルクレール。コンマ5秒遅れでカルロス・サインツが2番手に続き、フェラーリが速さを見せた。3番手にはフェルナンド・アロンソ(アストンマーチン)が続いた。
3回目のフリー走行は現地11月17日(金)20時30分から、公式予選は同24時から1時間に渡ってラスベガス市街地コースで開催される。セッションの模様はDAZNとフジテレビNEXTで生配信・生中継される。