レーシング・ポイントF1チームのランス・ストロールと父ローレンス
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ランス・ストロール、F1エミリア・ロマーニャGPに備えてイモラで秘密裏のテストを実施

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レーシング・ポイントF1チームのランス・ストロールが、F1第13戦エミリア・ロマーニャGPに備えて、伊アウトードロモ・エンツォ・エ・ディーノ・フェラーリ、通称イモラ・サーキットで秘密裏のテストを実施したようだ。伊紙イル・レスト・デル・カリーノが伝えた。

報道によるとランス・ストロールは、同じイタリアのムジェロ・サーキットで開催されたF1トスカーナGPを終えてイモラへと向かい、16日(水)にプライベートテストを行った。イモラで走るのはイタリア・フォーミュラ4選手権に参戦していた2014年以来初めての事と見られる。

イモラ・サーキットで開催された2019年イタリアF4選手権第5戦
© Getty Images / Red Bull Content Pool、イモラ・サーキットで開催された2019年イタリアF4選手権第5戦

国際自動車連盟(FIA)は先月、今季カレンダーに新たに追加されたムジェロ、ニュルブルクリンク、アルガルベ(ポルティマオ)、そしてイモラの4つのサーキットでF1マシンを使ったテスト走行を行う事を禁止した。ムジェロとアルガルベは初のF1開催で、イモラは2006年、ニュルブルクリンクは2013年以来のF1復活となるため、テストの有無によって不公平が生じないようにとの狙いがある。

そのためランス・ストロールは、父ローレンスが所有するプレマ・レーシングの旧型GP2マシンを持ち込み、全長4,909mのコースで周回を重ねた。父親の豊富な資金を背景に、ストロールはF1昇格前はもとよりデビュー後も、大人数のテストチームを引き連れて膨大な数のプライベートテストを行ってきた。なおメルセデスのバルテリ・ボッタスは、8月末にイモラでメルセデスAMG A 45 Sを走らせている。

14年ぶりに復活するイモラの週末は変則的で、イベントは通常の3日間編成とは異なる2デイ制となり、プラクティスは初日土曜午前の90分間のセッション1回のみに制限され、午後14時から予選が行われる。そのため、チームとってもドライバーにとっても非常にトリッキーな闘いが予想されている。

実際、この異例のフォーマットについてはドライバー側からの批判も多く、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは「馬鹿げてる」という表現でF1とFIAに不満をぶつけている。

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