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スクーデリア・トロ・ロッソは同チームのテクニカルディレクターを務めるジェームス・キー(イギリス出身、45歳)の契約延長を発表した。2012年にザウバーから移籍したキーは、過去5年に渡ってトロ・ロッソのマシンのコンセプト設計、デザイン、製造をマネジメントしており、その評価は極めて高い。現在は来季のSTR13の設計作業に取り組んでいる。
チーム代表のフランツ・トストは「再びジェームスとともに仕事ができることを嬉しく思います」と語り、キーの残留を喜んだ。フェラーリをはじめとするライバルチームはキーの能力に目をつけており、あらゆるチームが引き抜きのためにキーとコンタクトを取っていた。
「F1はチームスポーツではありますが、個人の能力が大きな違いを生む余地が残されています。これまでジェームズはそれを証明しており、技術的な面で他チームに対して優位に立てることを示してきました。彼のシャシー及びエアロパッケージの生産能力はパドック全体で十分に評価されていますが、ジェームズはそれだけでなくマネジメントスキルにも長けています」
一方のキーは、来季以降もレッドブル・ファミリーの一員としてF1に携われる事を心底楽しみにしていると語る。
「私はこのチームを大変リスペクトしています。過去5年間に渡って楽しみながら仕事をすることが出来ました。これからもそのプロジェクトに関われることを心から楽しみにしています」