アルファタウリ、なんと7年ぶり最速ピットストップ!角田裕毅のホームF1日本GPで

ジョージ・ラッセル(メルセデス)の前でコースに出る角田裕毅(アルファタウリ)、2022年10月9日F1日本GP

熱狂的な日本のファンの応援が力となったか。スクーデリア・アルファタウリは角田裕毅にとっての初の母国レース、2022年F1第18戦日本GPで実に7年ぶりのファステスト・ピットストップを記録した。

アルファタウリのメカニック達は、19周目にピットインしたピエール・ガスリーの4つのインターミディエイト・タイヤ全てを2.45秒で交換。誰よりもロスタイムを抑えてコースへと送り出した。

この日の鈴鹿は終始ウエットで、ドライバーにとってもメカニックにとっても、迅速にピットストップを終えるのは非常に困難な状況だった。

ここ最近、アルファタウリが最速ストップをマークした記憶がなかったため調べてみたところ、驚くべき事に7年ぶり、つまり「アルファタウリ」へとリブランドされて以降としては初めてのことだった。

Courtesy Of Red Bull Content Pool

アルファタウリのブランディングを背景に雨合羽を着てレースを見守るファン、2022年10月9日F1日本GP

まだ「スクーデリア・トロロッソ」と呼ばれていた2015年の第18戦ブラジルGP、ファエンツァのチームはマックス・フェルスタッペンのタイヤ交換の際に2.36秒をマーク。以来、一度も最速を記録していなかった。

なお日本GPでは、角田裕毅のタイヤ交換の際にも2.52秒という速さを見せた。これは雨により28周に短縮されたこの日のレース中の全ピットストップ(24回)の中で4番目に速いものだった。

Pos Team Driver Time Lap PTS
1 アルファタウリ・RBPT ピエール・ガスリー 2.45 19 25
2 アストンマーチン・メルセデス ランス・ストロール 2.46 19 18
3 アストンマーチン・メルセデス ランス・ストロール 2.48 7
4 アルファタウリ・RBPT 角田裕毅 2.52 20 15
5 アルピーヌ・ルノー フェルナンド・アロンソ 2.55 8 12
6 レッドブル・RBPT マックス・フェルスタッペン 2.75 7 10
7 アルファタウリ・RBPT 角田裕毅 2.78 7
8 アルピーヌ・ルノー フェルナンド・アロンソ 2.94 22
9 アルピーヌ・ルノー エステバン・オコン 2.98 7 8
10 レッドブル・RBPT セルジオ・ペレス 3.18 7 6
11 マクラーレン・メルセデス ダニエル・リカルド 3.23 8 4
12 ハース・フェラーリ ミック・シューマッハ 3.25 11 2
13 ウィリアムズ・メルセデス ニコラス・ラティフィ 3.26 5 1
14 アルファロメオ・フェラーリ 周冠宇 3.35 18
15 アルファロメオ・フェラーリ 周冠宇 3.37 9
16 アルファタウリ・RBPT ピエール・ガスリー 3.39 7
17 ハース・フェラーリ ケビン・マグヌッセン 3.43 7
18 アルファロメオ・フェラーリ バルテリ・ボッタス 3.5 6
19 マクラーレン・メルセデス ランド・ノリス 3.59 6
20 アストンマーチン・メルセデス セバスチャン・ベッテル 3.63 5
21 フェラーリ シャルル・ルクレール 3.86 7
22 メルセデス ルイス・ハミルトン 3.87 7
23 メルセデス ジョージ・ラッセル 4.23 7
24 アルファタウリ・RBPT ピエール・ガスリー 18.7 1

Courtesy Of Red Bull Content Pool

全身をアルファタウリのブランディングに身を包むファン、、2022年10月8日F1日本GP予選

Courtesy Of Red Bull Content Pool

アルファタウリAT03仕様のリアウイングヘルメットを被るファン、2022年10月8日F1日本GP予選

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