ポール・トゥ・ウィンのハミルトン「ベッテルと戦いたかった」F1日本GP 2017《決勝》
2017年F1日本GPを見事ポール・トゥ・ウィンで飾ったメルセデスのルイス・ハミルトンは、セバスチャン・ベッテルとのレースを楽しみにしていたと語り、戦うことなくリタイヤしてしまったベッテルの不運を嘆いた。
ラスト2周で、2番手を走行中のレッドブルのマックス・フェルスタッペンに追い詰められるも、トップを守ることに成功し自身3度目の鈴鹿優勝を手にした。佐藤琢磨のポディウムインタビューを受けた際には「正直言って、こんなにポイントギャップを稼げるなんて想像してなかったよ」と安堵した表情を見せた。
20戦もあったシーズンも残り後4戦のみ、ベッテルとのチャンピオンシップポイントは59ポイント差に拡大した。仮に次戦アメリカGPでベッテルが優勝したとしても、ハミルトンが2位につければ最終戦を待たずして勝敗が決する。
ベッテルとのバトルを楽しみにしてた
ルイス・ハミルトン決勝: 1位, 予選: 1位
少しホイールスピンしちゃったし、スタートの蹴り出しが最高だったとは言えないけど、まぁ問題なかったし、そこからはほぼレースをコントロール出来たよ。チェッカーまでの道のりは長かったし今日は今週末の中で一番暑かったから、ペースとタイヤの管理には凄い気をつけたよ。
終盤のバーチャルセーフティカーでタイヤの温度を一気に失っちゃって、熱を入れ直すのに苦労したんだ。トラフィックに引っかかってかなりタイムを失ったから、ミラーにマックスの車がものすごく大きく映ったんだよね。一時はすごく近づかれてしまったけど、なんとか守りきったよ。
今日は楽なレースじゃなかったよ。ものすごーく頑張って得た優勝なんだ。マックスは素晴らしいレースをしてたから、彼とのバトルを楽しめたよ。チャンピオンシップの事考えると、ちょっと信じられないような感じだね。今日はセバスチャンとの戦いを楽しみにしてたんだけど、彼は最悪にツイてなかったね。100ポイント(優勝25ポイント✕4レース)も残ってるし、まだ先は長いよ。この勢いを維持して、今日みたいな状況が続くことを願うよ。
鈴鹿サーキットを53周で争った2017年のF1日本GP、詳細については2017年F1日本グランプリ決勝結果とダイジェストを参照されたい。