アルピーヌ・アカデミーに所属するジャック・ドゥーハン
Courtesy Of Alpine Racing

注目株ジャック・ドゥーハン、カタールでアルピーヌF1を初テスト

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BWTアルピーヌF1チームは5月15日(日)にカタールのドーハでテストを行い、アカデミーに所属するジャック・ドゥーハンを起用する。昨年のFIA-F3選手権でランキング2位に輝いた今季F2ドライバーはF1マシンでの初テストに臨む。

チームはロサイル・インターナショナル・サーキットで3日間のテストを計画。既に5月11日(水)と12日(木)に2日間に渡るテストは終了しており、リザーブドライバーのオスカー・ピアストリが4月のオースティンに続き2021年型A521をドライブした。

ロードレース世界選手権500ccクラスで5年連続のチャンピオンに輝いた伝説的ライダー、ミック・ドゥーハンを父に持つ19歳のオーストラリア人は、レッドブル・ジュニアを離れて今年、アルピーヌの育成傘下に加わった。

ドゥーハンはテストに先立ち「初めてF1マシンをドライブする事になり、本当に興奮している」と語った。

「このチャンスが本当に恵まれたものである事は自覚している。アルピーヌには心から感謝しているし、テストではベストを尽くしたい」

「以前にプライベートテストの舞台裏を見学した事があるし、エンストンにあるループ・シミュレーターで念入りに準備を重ねてきた。当日は楽しみながらもチームと共にできるだけ多くの事を学びたいと思っている」

ドゥーハンは今季初参戦のF2での3戦ラウンドを終えて6ポイントと苦戦している。

デビュー戦となったバーレーンではポールポジションを獲得しながらも接触により10位に終わり、サウジアラビアでは予選3番手につけるも燃料トラブルで失格に。イモラではデニス・ハウガーとの接触によりリタイヤに終わった。

なおピアストリはスペインGPとモナコGPの後にレッドブルリンクで再びテストに取り組む予定となっている。