
F1:岩佐歩夢、RB21でバーレーンFP1出走へ─日本人3名が共演…6名が若手枠で挑む60分間
レッドブル・レーシングは、2025年F1第4戦バーレーンGPのフリー走行1回目(FP1)において、マックス・フェルスタッペンに代えて岩佐歩夢を起用する。週末最初のプラクティスには計6名の若手ドライバーが参加予定で、全20名中3名が日本人という、極めて稀なセッションとなる。
岩佐は自身のSNSで、「今週末のF1バーレーンGPのFP1でレッドブル・レーシングのマシンをドライブします。また新しい経験が出来ることを楽しみにしています!」と意気込みを語った。
また、ホンダ・レーシング(HRC)の渡辺康治社長も「岩佐歩夢選手には、前戦F1日本GPで優勝したマシンをドライブできる貴重なチャンスを最大限生かして、未来に繋げる60分間にしてほしいと願います」とエールを送った。
I'll drive for @redbullracing in FP1 of #BahrainGP .
I'm very looking forward to get some new experience in the car!😆今週末のF1 バーレーンGPのFP1で@redbullracing のマシンをドライブします。
また新しい経験が出来ることを楽しみにしています!😆#Honda #RedBull #F1 #ORBR #F1jp https://t.co/nMaAfREVtO pic.twitter.com/X3g6di6fiK— Ayumu Iwasa 岩佐歩夢 (@ayumuiwasa_cars) April 9, 2025
チャンピオンマシンでの挑戦、3度目のFP1出走
岩佐にとっては今回が通算3度目のFP1出走となる。2024年には第4戦日本GPおよび最終戦アブダビGPで、当時のRB(現レーシング・ブルズ)からFP1に出走。今回は現役ワールドチャンピオンの前戦ウィニングマシンを託されるという、これまでで最も大きな挑戦となる。
F1の競技規則では、各チームに対して年間4回(マシン1台につき2回)、F1参戦経験が2戦以下の若手ドライバーをFP1で起用することが義務付けられており、今回の出走もその一環となる。
日本人3名が同一セッション出走へ
バーレーンGPでは、岩佐に加え、同じくホンダの支援を受ける角田裕毅がレッドブルから出走。さらにハースからは平川亮がFP1に出走予定で、日本人ドライバー3名が同一セッションでF1マシンをドライブするという、近年では極めて珍しい光景が実現する見込みだ。
バーレーン・インターナショナル・サーキットは、今年2月のプレシーズンテストで各チームが多くの周回を重ねた場所であり、すでに十分な走行データが蓄積されている。そのため、若手起用の義務を消化するには理想的なサーキットで、現時点で6名が若手枠を通して出走する予定となっている。
バーレーンGPのFP1は4月11日(金)現地時間14時30分〜15時30分(日本時間20時30分〜21時30分)に行われる。将来を嘱望される若き日本人ドライバーたちが、それぞれの道を切り開くべくステアリングを握る。
2025年F1バーレーンGP:FP1出走予定のドライバー一覧
チーム | 若手枠ドライバー | 正ドライバー |
---|---|---|
レッドブル | 岩佐歩夢 | マックス・フェルスタッペン |
ハース | 平川亮 | オリバー・ベアマン |
アストンマーチン | フェリペ・ドルゴヴィッチ | フェルナンド・アロンソ |
メルセデス | フレデリック・ベスティ | ジョージ・ラッセル |
フェラーリ | ディーノ・ベガノビッチ | シャルル・ルクレール |
ウィリアムズ | ルーク・ブラウニング | カルロス・サインツ |