シーズン15戦目となる2023年F1世界選手権イタリアGPが9月1日に開幕を迎え、マックス・フェルスタッペン（レッドブル）が最も硬いハードタイヤで1分22秒657を記録。金曜1回目のフリー走行でトップに立った。角田裕毅（アルファタウリ）は9番手という結果だった。

1000分の46秒差の2番手には母国レースを迎えるカルロス・サインツが続いた。セルジオ・ペレスは僚友フェルスタッペンから0.177秒遅れの3番手をマークした。トップ5は全てハードタイヤでの計測で、ソフトを使ったのは10台に留まった。

今週末はハンガリーGPに続いて代替タイヤ配分方式（ATA）が採用される。スリックタイヤは通常より2セット少なく、ハンガロリンクではソフトを温存するチームが目立った。

金曜のモンツァ・サーキットは日差しに恵まれ、オープニングセッションは気温25℃、路面温度37℃のドライコンディションでスタート。クルマを発進させる際にアンチストールが作動するという技術的トラブルに見舞われたアルファロメオ勢を除けば、各車とも比較的クリーンなセッションを過ごした。

ミディアムを履くフェルナンド・アロンソ（アストンマーチン）は、ソフトでアタックしたランド・ノリス（マクラーレン）を1000分の27秒差で抑えて5番手を記録。2年の契約延長が発表されたばかりのルイス・ハミルトン（メルセデス）がこの2台に続き、角田裕毅が1000分の2秒差で食らいついた。

ダニエル・リカルドの代役として前戦に続きアルファタウリAT04をドライブしたリアム・ローソンは、角田裕毅からコンマ5秒遅れの13番手に並んだ。

フェラーリと並びアロンソがモンツァでの速さを予想するウィリアムズのアレックス・アルボンは、ターン10でグラベルに突っ込む危うい瞬間があったが、見事コントロールを取り戻して10番手タイムを刻んだ。

若手起用枠を通してランス・ストロールの代わりにFP1に出走したフェリペ・ドルゴビッチは、同じAMR23を駆るアロンソから1秒遅れの18番手をマークした。

2回目のフリー走行は日本時間9月1日(金)24時から1時間の日程で開催される。セッションの模様はDAZNとフジテレビNEXTで生配信・生中継される。

2023年F1第15戦イタリアGPフリー走行1（FP1）リザルト

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