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エンジントラブルによってリタイヤしたストフェル・バンドーンは、自分自身のドライビングやパフォーマンスが実に上手く行っていただけに、落胆と悔しさを隠そうとはしなかった。ホンダによれば、トラブルの原因はMGU-Kの可能性があるという。
昨日の予選Q3で突如エンジンパワーを失いアタックの機会を失ったバンドーン、MGU-Kのシャフト破損のために決勝レース前にパワーユニット一式を交換した。前戦ベルギーGPの65グリッド降格に続き25グリッド降格処分を科され、18番手で決勝をスタートすることになった。
一時は7番手を走るなどリタイヤまでは順調に走行していたが、34周目にパワーダウンを訴えガレージにマシンを戻した。予選同様にMGU-Kのシャフト破損であればペナルティーを受けず交換できるが、バンドーンは次戦シンガポールでもグリッド降格するのではと危惧している。
エンジンパワーの劣るマクラーレン・ホンダは、高速のモンツァやスパよりも、シンガポールGPが行われるマリーナベイ市街地コースの方がマシンとの相性が良いため、前戦ベルギーGPではバンドーン、今回のイタリアGPではアロンソのエンジン交換を行い戦略的にペナルティーを消化している。
ポジティブな点を挙げるのが難しい
ストフェル・バンドーンリタイヤ
僕にわかることは、リタイヤした周に突然パワーを失ったってことだけで、問題の兆候はなかったんだ。昨日と同じような問題かな。昨日一晩掛けて新品のエンジンに載せ換えたのに残念だよ。上手く行ってた決勝レースで別の問題を抱えるのは、どう考えてもイライラする。シンガポールでは上手くいくことを願うしかないね。
今回みたいな週末からポジティブな点を挙げるのはかなり難しいよ。僕自身のドライビングとパフォーマンスに関して言えば、本当にポジティブな週末だったんだ。実際のところ、ここ最近の数レースはすごく強かったしね。今回のようなリタイヤで終わるのは只々悔しいよ。何の報いもないからね。今日もまた問題を抱えてしまったけど、僕らは前進しなければならない。
原因はまだ分かってないんだけど、もしかするとシンガポールでまたグリッド降格を受けることになるかもしれない。昨日の予選と同じような問題に見えるけど。。待つしかないね。
2017年第13戦イタリアグランプリ決勝レースの詳細については、F1イタリアGP《決勝》結果とダイジェストを参照されたい。