好結果の舞台整うバンドーン「ドライでのマシンに自信、決勝は楽観視している」F1イタリアGP 2017《予選》
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イタリアGP予選10番手に終わったマクラーレン・ホンダのストフェル・バンドーンは、ドライコンディションにおけるモンツァでのMCL32には速さがあると語り、決勝レースを楽観視している。土曜の予選では、トップ10を争う肝心のQ3でエンジンパワーを失いアタックラップを断念した。決勝の行われる日曜は晴れる見込みとなっている。
17年のイタリア予選は2008年以来となる雨、コンディションが安定せず結果的に2時間半以上の遅れが発生した。Q3が始まると同時にそれまでの小雨が段々と本降りに変わるトリッキーなコンディション、インターミディエイトタイヤでコースインしたものの急遽ウエットタイヤに履き替えるマシンが出る等難しい状況となった。
自己ベストを刻んでいた最終アタックで、バンドーンは突如原因不明のエンジンパワー喪失に見舞われた。ランス・ストロールやエステバン・オコンがフェラーリを喰った様にバンドーンにも上位に食い込めた可能性があったが、無情にもトラブルがそのチャンスを奪い去った。
実力が発揮できなかった一方で、Q3の問題がなければ全体的なパフォーマンスには満足していたと話すバンドーン。Q2のタイムがレッドブルのダニエル・リカルドに0.15秒に迫っていたことを思えば、雨の中で戦える速さがあったことは十分に証明されたとも言える。
明日の決勝はレッドブルの2台が降格処分を科せられる為、バンドーンは8番手からスタートすることになる。モンツァはモンテカルロ以上にオーバーテイクが難しいサーキット、ストレート速度に難があるのが不安材料だが、好結果を出すための舞台は整っている。
決勝でのポイント獲得に自信
ストフェル・バンドーン予選: 10位, FP3: タイム計測無
モンツァみたいなエンジンに厳しいサーキットでQ3にまで行けたって事は、かなり良い予選だったって事だね。普通とは言えないすごく難しいコンディションだったから、簡単じゃなかったけど。
今日のパフォーマンスには満足してるんだ。残念なことに、Q3ではパフォーマンスを上げられなかったんだけどね。エンジンパワーを失っちゃって、アタックラップを止めざるを得なかったんだ。あの時は何の問題が起きたのか分からなかった。もっと上に行ける自信があったから悔しいよ。もう少し時間を掛けて限界を探ればあとちょっとはリスクを取れたかもしれないけど、そのチャンスはなかったよ。
(レッドブル2台の)ペナルティーがあるから、トップ10圏内の8番手スタートになるんじゃないかな。僕らの車は晴れた状況で力強かった。明日はドライになると思うから、良いスタートを決めて前の集団についていかなきゃね。前には速い車が何台かいるし後ろにもいるけど、一度良いポジションを得られたら、出来るだけそこをキープしたいね。ポイントが貰えるのは明日の決勝、自信あるし楽観的だよ。
FP3の順位結果と詳細についてはフリー走行3回目の結果とダイジェストを、雨で荒れた予選については予選結果とダイジェストをそれぞれ参照されたい。ドライコンディションが予想される決勝は、日本時間9月3日(日)21時からモンツァ・サーキットにて行われる。