6番手ダニエル・リカルド、新型エンジンを前向きに評価「スペックCの感触は悪くない」
レッドブル・レーシングのダニエル・リカルドが8月31日(金)に行われたF1第14戦イタリアGP初日プラクティスを振り返った。リカルドはトップから1.191秒遅れの6番手で初日を締め括った。
ホンダの猛追を受けさらなる改善を急ぐルノー・スポールは、イタリアGPに先立ってリカルドのマシンに最新版”スペックC”エンジンを投入。スペックC型は1周あたりコンマ3秒のゲインが得られる一方で信頼性の確保が十分でなく、現行型と比較して故障のリスクが高いとされる。
ルノーPU勢として初めてスペックCを走らせたリカルドは、データを確認してみない事には正確な事は分からないと前置きした上で「感触は悪くないし、データ上で良い数値が出てると嬉しんだけど」と前向きな評価を下した。
レッドブル勢はドライとなった午後のFP2で、旧型のスペックBを搭載するマックス・フェルスタッペンが0.149秒差で6番手リカルドを退け5番手につけた。チームはFP2の結果を分析した後、土曜以降のフェルスタッペンの搭載エンジンを決定する方針を打ち出している。
ルノーのスペックCエンジンの感触は悪くない
ダニエル・リカルドFP1: 5位, FP2: 6位
ドライでのロングランは幾らか速さがあったように思うけど、ショートランだとフェラーリが凄く速いし、メルセデスとのギャップもかなり大きい。ロングランでは差を縮められてる手応えがあるし、その点ではレースに向けては有望だと思うんだけど、まだもう少し行けると思うんだ。
今日初めて新しいスペックCエンジンを使ったんだけど、悪くない感じだったよ。データを確認してみない事にはどの位のパフォーマンスが出てるのかは分からないけど、午後は堅実に走れてたし、いい数字が出ると良いんだけどね。
ひょっとすると明日はそんなに多くは走らないかも。どう転んでも決勝は後方スタートだから、予選参加を見合わせるかもしれない。日曜の決勝でポジションを上げられる状態にマシンを仕上げていけると思うし、そこがクリアになればトップ5を狙って頑張るだけさ。
それはそうと、マーカス(エリクソン)のクラッシュはかなり酷かったね。みんな心配してたし無事で本当に良かったよ。
初日をトップで締め括ったのは地元スクーデリア・フェラーリのセバスチャン・ベッテル。2番手にキミ・ライコネンが続き跳ね馬が1-2体制で初日を締め括った。3番手にはベッテルから0.287秒遅れでメルセデスAMGのルイス・ハミルトンが続いた。
F1イタリアグランプリ3回目のフリー走行は、日本時間9月1日(土)19時から20時まで、公式予選は同22時から1時間に渡ってモンツァ・サーキットで開催される。