セルジオ・ペレスのF1イタリア事故を擁護するレッドブルのマルコ

モンツァ・サーキットのパドックを歩くセルジオ・ペレス(レッドブル・レーシング)、2023年9月1日(金) F1イタリアGPCourtesy Of Red Bull Content Pool

F1イタリアGPのFP2終盤に発生したセルジオ・ペレスのクラッシュについて、レッドブルのモータースポーツ・アドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、実験的なセットアップによりバランスが崩れたためだとして擁護する姿勢を見せた。

残り10分、ペレスはロングラン中の最終パラボリカでアウトに膨らみ、グラベルを乗り越えリアからバリアに衝突。衝撃は大きなものではなかったがグラベルから抜け出せず、車両回収のために赤旗が振られた。

事故直後に国際映像が捉えたクリスチャン・ホーナー代表の表情は険しいものであったが、レッドブルは2回目のセッションを使って様々なダウンフォース・レベルを試しており、この試行錯誤の過程の中でバランスが悪化した事で事故に繋がったようだ。

独「Motorsport-Magazin」によるとマルコは「ちょっとした実験をしたんだ。ロングランではその新しい試みによってバランスが崩れてしまった」と述べ、「クルマはバランスが取れておらず、ドライブするのが難しかった」と付け加えた。

クラッシュにも関わらずペレスは、トップのカルロス・サインツ(フェラーリ)から0.185秒遅れの3番手を刻み、マックス・フェルスタッペンより上のポジションで2回目のセッションを終えた。

Courtesy Of Red Bull Content Pool

モンツァ・サーキットを走行するセルジオ・ペレス(レッドブル・レーシング)、2023年9月1日(金) F1イタリアGP

FP2を経てペレスは「あんな形でFP2を終える事になってしまい残念だ。あれがなければ良い1日だったのに」と振り返った。

「コーナーの立ち上がりでアンダーステアが出てしまった。クルマをコントロールできていると思っていたのにグラベルに落ちてしまい、それでゲームオーバーだ」

「セッション終盤の出来事だったから失ったのは約2周で済んだし、僕が担当していたプログラムへの影響は殆どなかったけどね」

「これを除けばポジティブな1日だった。クルマは本当に上手く機能していて気持ちよく走れたし、懸命に仕事に取り組み続けてセッションを通して幾つか前向きな一歩を踏み出す事ができたからね」

「クルマのダメージについては今、チームが確認しているところだ。明日は上手くやれるだろうし、残りの週末に向けて力強いポジションにいると思う」

なお2024年末までの契約を有するペレスの来季シートについてマルコは、骨折によるダニエル・リカルドの離脱が判明する直前まで「100%確実ではない」としていたものの、事故から一夜を経て「2024年に向けては全てが明らかだ」と見解を変えた

ただ、イタリアGPの開幕を前に公開された墺「OE24」とのインタビューの中では、「F1に仕事の保証なんて存在するのか?」と問いかけ、「いずれにせよ、それは契約上の保証だ」と意味ありげな発言を口にしている。


2023年F1イタリアGPの初日FP2をトップで締め括ったのはカルロス・サインツ(フェラーリ)。2番手ランド・ノリス(マクラーレン)を1000分の19秒差で退けた。3番手にはセルジオ・ペレス(レッドブル)が続く結果となった。

3回目のフリー走行は日本時間9月2日(土)19時30分から、公式予選は同23時から1時間に渡ってモンツァ・サーキットで開催される。セッションの模様はDAZNフジテレビNEXTで生配信・生中継される。

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