2019年インディカー第二戦COTAで優勝したコルトン・ハータ
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インディカー 第2戦オースティン決勝:コルトン・ハータが史上最年少優勝!佐藤琢磨は7位と奮闘

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インディカー史上最年少ウィナーが誕生した。米国オースティン現地3月24日にサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)で開催された2019年第2戦「インディカー・クラシック」の決勝レースで、4番グリッドからスタートしたハーディング・スタインブレナー・レーシングの新人コルトン・ハータが優勝。シリーズ参戦3戦目、18歳11ヶ月で初の勝利を収めた。

2位はチーム・ペンスキーのジョセフ・ニューガーデン、3位はアンドレッティ・オートスポーツのライアン・ハンター=レイという結果となった。レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングの佐藤琢磨は7位フィニッシュを果たした。

レースを振り返った佐藤琢磨は「接触のアクシデントがなければ4位もあったと思うので残念な部分もあった」とコメント。「とは言え、エアージャッキの故障のためにピットストップでのロスがあった事を考えれば、結果として7位で戻ってこれたのは運が良かった」と続けた。

一時は降雨も心配されたが、レースは気温22度、路面温度26度のドライコンディションでスタート。60周、距離にして206マイル(331km)で争われた。赤旗のために実力を発揮できないままに予選ラウンド1敗退を喫した佐藤琢磨は、ブラックタイヤを履いて14番手からレースに臨んだ。

注目のオープニングラップでは、予選9番手のザック・ビーチ(アンドレッティ・オートスポーツ)が高速のS字区間でコースオフ。佐藤琢磨は1周目に1ポジション上げて13番手に浮上。堅実なスタートを切った。

タイヤのデグラデーションが懸念される中、いち早くピットに入ったのはマーカス・エリクソン(シュミット・ピーターソン・モータースポーツ)。7周目に早くもブラックからレッドに履き替え、最後尾でコースに復帰。その翌周に各車続々とピットイン。琢磨も新品レッドに履き替え20番手でコースに戻った。

路面は砂埃が酷く、ラインを外れるとダスティーなコンディション。ピットウィンドウは17周と見積もられていたが、レース前から懸念されていた通りタイヤが保たず、序盤は各車燃料を使い切る前に ピットインせざるを得ない展開となった。

エリクソンはこのタイヤ戦略の妙で、一時は上位を走行していたものの、ピットレーンでの違反走行に伴いペナルティ。最終的16位と奮わなかった。

上位勢は、4番手を走行していたハンター=レイが12周目にレッドタイヤにスイッチ。その翌周にはハータがピットインに動き、アレキサンダー・ロッシのアンダーカットに成功して2番手に浮上した。全車1回目のピットストップを終えたところで、佐藤琢磨はスコット・ディクソンとジャック・ハーヴェイに挟まれ接触するアクシデントに見舞われたが、幸いにもコース上に留まり辛うじて14番手をキープした。

ドラマはレース終盤に待っていた。44周目、ジェームズ・ヒンチクリフと接触したフェリックス・ローゼンクビストがピットレーン入口でクラッシュ。ウォールに激突し、初のイエローコーションが発動された。

この影響で、レースを終始リードしていたポールポジションのウィル・パワー、ロッシ、ディクソンの上位3名が、セーフティーカー先導中のピットストップを強いられる事に。黄旗に翻弄され、大きく順位を落とした。

更に不運なことに、この時点で45周のラップリードを築いていたパワーは、ピットアウトの際に発進出来ずまさかのリタイア。メインドライブシャフトのトラブルとみられる。ロッシは14番手、ディクソンは15番手にまで大きく後退した。

コーション前のラスト17周のところでピットインしていたハータが利を得てトップに。佐藤琢磨も同じ周に最後のピットインを済ませていたが、タイヤ交換作業に手間取ったことで大きくタイムをロスしていた。

順位は大きく変動し、ハータ、ニューガーデン、ハンターレイが隊列を先導する形で50周目にリスタート。佐藤琢磨は9番手から上位を目指した。再開直後の周では、ロッシがシモン・パジェノーと、ディクソンはビーチとそれぞれ接触するアクシデントに見舞われた。

その後ハータは、後続に対して大きなギャップを築きトップチェッカー。佐藤琢磨はファイナルラップでパトリシア・オワードをオーバーテイク。7位でチェッカーフラッグを受けた。

インディカー・クラシック決勝順位結果

Pos. Start Driver Team
1 4 コルトン・ハータ Harding Racing
2 7 ジョセフ・ニューガーデン Team Penske
3 3 ライアン・ハンター=レイ Andretti
4 10 グラハム・レイホール Rahal
5 17 セバスチャン・ブルデー Dale Coyne
6 20 マルコ・アンドレッティ Andretti
7 14 佐藤琢磨 Rahal
8 8 パトリシア・オワード Harding Racing
9 2 アレキサンダー・ロッシ Andretti
10 23 ジャック・ハーベイ Schmidt Peterson
11 19 スペンサー・ピゴット Ed Carpenter
12 24 トニー・カナーン AJ Foyt
13 6 スコット・ディクソン Chip Ganassi
14 18 エド・ジョーンズ Ed Carpenter
15 16 マーカス・エリクソン Schmidt Peterson
16 15 ジェームズ・ヒンチクリフ Schmidt Peterson
17 12 マテウス・レイスト AJ Foyt
18 21 カイル・カイザー Juncos Racing
19 22 シモン・パジェノー Team Penske
20 11 サンティノ・フェルッチ Dale Coyne
21 13 マックス・チルトン Carlin
22 9 ザック・ビーチ Andretti
23 5 フェリックス・ローゼンクビスト Chip Ganassi
24 1 ウィル・パワー Team Penske