2018年インディ500予選初日に臨んだ佐藤琢磨とレイホール・レターマン・ラニガン・レーシング
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昨年のウィナー佐藤琢磨、インディ500予選初日29番手「全く満足できない結果」マシンのスピード不足を嘆く

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現地5月19日(土)に行われた第102回インディ500予選一日目、通称”バンプデー”を29番手で終えた佐藤琢磨は「全く満足できない結果」と語り、マシンのスピード不足を嘆いた。

「チームにとって本当に厳しい一日になりました。ポジションには全く満足できていません。僕個人としては、予選のアタックラップを楽しむ事が出来ませんでした。悔しいです」

「4周目にひやっとする瞬間がありアクセルを戻さざるを得ませんでした。走ったタイミングのコンディションが良くなかったのも事実ですが、そもそもスピードが不足していました。良いコーナリングができていなかったため、アクセルを戻してしまいました」

佐藤琢磨は雨による2度の中断を経た難しいコンディションの中でアタックを開始。スロットルを戻すシーンも見られるなど、セットアップが決まらない苦しい状況を伺わせた。

「成し遂げるべき仕事が山積みです。3台で集めた大量のデータをチェックします。今晩は長い夜になります。チームのエンジニアたちは懸命に働いています。明日、良いラップタイムが刻めることを期待したいと思います」

今年のインディ500には35台がエントリーしたため、ジェームズ・ヒンチクリフ (Schmidt Peterson Motorsports)とピッパ・マン(Dale Coyne Racing)の2台が予選落ち。29番手の佐藤琢磨はギリギリでの予選通過であった。

現地5月20日(日)には予選2日目(ポールデイ)が開催され、スターティンググリッドが確定する。佐藤琢磨は10番手以降のグリッドをかけて最終予選に臨む。