レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングの佐藤琢磨、2021年9月26日インディカー・シリーズ最終第16戦ロングビーチGP決勝レースにて
Courtesy Of INDYCAR

伊ダラーラ、インディカーへのシャシー供給契約を延長

  • Published:

イタリアに本拠を構えるモータースポーツ・コンストラクター、ダラーラが、NTTインディカー・シリーズへのシャシー供給契約を延長した。契約は複数年。

同社は2008年以来、北米最高峰のオープン・ホイール並びに、同シリーズのジュニアカテゴリであるインディ・ライツにモノコックを独占供給してきた。初めてインディカーにシャシーを供給した1997年から数えて、来年26周年を迎える。

2012年には米国での事業を拡大し、インディ500の舞台、インディアナポリス・モーター・スピードウェイ近郊に「Dallara IndyCar Factory」を設立。様々なレースシリーズ用のシャシーの組み立て・製造を行っている。

2012年に導入された現行シャシー「DW12」は2018年の「AK-18」を含む2度のエアロキット改定とエアロスクリーン導入を経て現在に至る。ハイブリッドエンジンが導入される2023年以降の次世代シャシーもダラーラが単独供給する事になるものと見られる。

インディカーのジェイ・フライ社長は「ダラーラは素晴らしいパートナーだ。NTT IndyCarシリーズの成功は、ダラーラとパドックとの密接な協業の賜物であり、今回の契約延長はシリーズと参戦チームに将来的な安定性をもたらす」と語った。

全17戦で争われる2022年のインディカー・シリーズは2月27日(日)のセント・ピーターズバーグで開幕を迎える。佐藤琢磨はレイホール・レターマン・ラニガン・レーシングからデイル・コイン・レーシングへと移籍。13年目のシーズンに挑む。