トロロッソ・ホンダのガレージから見たバーレーン・インターナショナル・サーキットのグランドスタンドとSTR14
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相関・空力・タイヤ…トロロッソ・ホンダ、大量周回で膨大なテスト項目を消化 / F1バーレーンテスト《2日目》

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F1バーレーンテスト最終2日目のセッションが4月3日水曜に行われ、トロロッソ・ホンダは初日と同様に、レギュラードライバーの2人がテストを担当。アレックス・アルボンが通常テストを、ダニール・クビアトがピレリの2020年プロトタイプ・タイヤテストを実施した。

アルボンは午後イチに、全15名の中で最も早く100周の大台を突破。その後もマシンの高い信頼性を武器に、全ドライバー中で最多となる143周を走破した。C4タイヤで刻んだ1分30秒037の自己ベストは、全体の7番手タイムとなった。クビアトもまた111周という大量マイレージを重ね、開発用コンパウンドで1分29秒911の参考5番手タイムを記録。ホンダ勢最上位につけた。

大量周回を重ねた事で、チームは初日のウェットによって遅れが生じたテストスケジュールの挽回に成功。エアロダイナミクスの相関、空力セットアップの最適化、タイヤの挙動への理解等など、膨大なテスト項目を消化し、2日間のテストを締め括った。

トロロッソ・ホンダ:バーレーンテスト2日目

アレックス・アルボン順位:7位 / 143周

昨日は降雨の影響で数時間を失ってしまったけど、2日目の今日はかなり生産的な一日だった。いくつか追加で空力テストを行い、タイヤの挙動への理解をさらに深めることが出来た。テスト中に興味深いことを発見できたし、その中には間違いなく今後に役立つ内容のものもあった。今回のバーレーンで学んだ事をこの後のシーズンに活かしいきたい。

今日はすべてが順調だった。マイレージも稼げたし、マシンの感触も改善してきてる。すごく慌ただしいテストプログラムだったけど、テスト2日目の今日を最多周回数で終えることができ満足だよ。

ジョナサン・エドルズチーフレースエンジニア

昨日は砂漠地帯なのに雨が振り、少しストレスの貯まる1日だったけど、今日ははるかに生産的な一日になった。今日もアレックスが引き続き通常テストを担当したわけだが、1日半(初日の遅れ分を加算)の作業を1日でやり終える計画を練っていたんだ。

今朝は、風洞トンネル及びCFD(コンピュータによる空力計算)と実際の走行との違いを比較するために、エアロレイクを装着して走行をスタートさせ、走行中の気流に関するデータを収集した。それが終わった後の午前中は、メカニカルセットアップ作業と空力の最適化、それと先日の予選で使ったC3コンパウンドを6セットを使って、タイヤへの理解を深めるための作業に取り組んだ。

幾らか風が吹いていたものの、レース週末よりは弱かったため、作業は滞りなく完了できたし、マシンバランスを改善するための方法を探る作業にも取り組めた。午後はロングランを行う事で、硬めのコンパウンドの挙動を確認しつつ、セットアップを最適化する方法を検討した。終盤には、今後のレースに向けたタイヤに関するデータを集めるために、柔らかいコンパウンドで何度かショートランを行った。

ダニールは昨日と同じようにピレリの開発テストを担当し、2020年仕様のプロトタイプタイヤについて学んだ。今日もマシンは高い信頼性を発揮し、アレックスはレース週末よりも多い774km、ダニーもトラブルフリーで601kmを走り込んでくれた。ドライバーとチームの努力の賜物だ。パフォーマンスを改善すべく、次の中国GP以降の数レースに向けてデータ分析に取り掛かるつもりだ。


2日目をトップで締め括ったのはメルセデスW10のステアリングを握ったジョージ・ラッセル。チェッカー直前に最も柔らかいC5タイヤを履き、レーシングポイントのセルジオ・ペレスを抜き去った。3番手には、先の二人より硬めのC3コンパウンドを履いたフェラーリのセバスチャン・ベッテルが続いた。