サウバー・モータースポーツは2023年12月15日(金)、2024年シーズンのFIA-F1世界選手権車両のネーミングライツをKick.com（KICK）に売却したと発表した。これに伴いバルテリ・ボッタスと周冠宇がドライブする来季のマシンは「KICK Sauber C44」と命名された。

更に、アルファロメオとのタイトルスポンサー契約の満了に伴い、アウディのワークス参戦が予定される2026年までの2年間、つまり2024/25年シーズンのチーム名を「Stake F1 Team Kick Sauber」に変更した事が明らかとなった。

グループ企業である両社は共に、チームが「アルファロメオ」を名乗っていた今季もスポンサーを務めていた。ただしグランプリ開催地の賭博広告規制を踏まえ、規制国では「Stake」ではなく「KICK」のブランディングが行われてきた。

2024年のF1エントリーリストには「Stake F1 Team Kick Sauber」と明記されているが、上記の理由から一部のグランプリでは「Kick F1 Team Sauber」のチーム名が採用される可能性が高そうだ。

オンライン賭博「Stake」傘下のライブ配信サービス「KICK」は、プラットフォームと配信者の収益配分割合を5対95に設定する事で、2022年10月のローンチから僅か1年足らずで2,200万人以上のユーザーを集めるなど、飛躍的な成長を遂げている。