F1ハンガリーGP 観戦ガイド:テレビ放送と天気…フジNEXTとDAZN配信スケジュール
2018年以来となるトリプルヘッダーの最終戦、2020 F1第3戦ハンガリーGPが7月17日(金)から19日(日)までの3日間の日程で開催される。舞台となるのはハンガリーの首都ブダペストから約20km北東にあるハンガロリンクだ。
ドライコンディションに恵まれた昨年のレースでは、ルイス・ハミルトン(メルセデス)が最終盤にマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)を狩り、逆転勝利を飾った。3位表彰台はセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)という結果だった。
現地ブタペストと日本の時差は7時間。過去2戦のオーストリアと同じように、全セッションが深夜や日中に被らず日本時間の日没から夜の時間帯にかけて開催されるため、大多数のファンは比較的リアルタイムで視聴しやすい事だろう。
2020年シーズンも地上波やBSでのテレビ中継は行われず、視聴に際しては有料放送か有料ネット配信サービスを利用する必要があるが、いずれも無料期間を設けているため上手く利用したい。
コース及びレース概要
ハンガロリンクは全長4,381mとレッドブル・リンクとほぼ同じ長さだが、コース特性は大きく異なる。エンジン全開率はカレンダーの中でも最も低い部類の約62%でレッドブル・リンクと比較して10%ほど低く、ストレートと呼べる直線区間も908mのホームストレートのわずか1本のみ。1周の内、約86%はコーナリングに費やされる。こうした理由からエンジン性能差が露呈しにくく、車体性能とセットアップが鍵を握る。
週末の現地天気
執筆時点での天気予報では、週末のブタペストの天候は疑わしい。予選が行われる土曜だけはやや降水確率が低く、降雨を逃れる可能性もありそうだが、初日金曜と決勝レースが行われる日曜はいずれも降水確率が60%を超えており、雷を伴う雨も予想されている。
この季節は、晴天に恵まれれば30度程度にまで気温が上がるものの、今週末は高くても25度程度までの予報となっている。冷却が問題となる可能性は低そうだ。
開催スケジュールと放送日程
F1ハンガリー・グランプリは3回のフリー走行と予選、そして決勝の全5セッションで構成される。FP1は日本時間7月17日(金)午前18時にスタート。決勝は19日(日)22時10分からフォーメーションラップが開始される。フジテレビ及びDAZNともに、フリー走行、予選、決勝の全セッションがノーカット生中継される。
フジテレビNextでは川井一仁、津川哲夫、米家峰起の各氏に加えて、森脇基恭氏が今季初めて解説に加わる。実況は久しぶりの登板となる西岡孝洋アナウンサーが務める。放送開始時刻は、フリー走行と予選はセッション開始10分前、決勝は昨年までと異なり30分前となる。
スポーツチャンネルDAZNでは、小倉茂徳、田中健一、笹川裕昭の各氏が解説を、中島秀之氏が実況を務める。国際映像以外にもライブタイミングやオンボードカメラ映像を一つの画面で楽しめる「F1ゾーン」が決勝で配信される。下記はすべて日本時間。
セッション 開始時間 |
CS放送 フジテレビ |
ネット配信 DAZN |
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FP1 7月17日 |
18:00- | 17:50- 実況:西岡孝洋 解説:津川/米家 |
18:00- |
FP2 7月17日 |
22:00- | 21:50- 実況:西岡孝洋 解説:津川/米家 |
22:00- |
FP3 7月18日 |
19:00-20 | 18:50- 実況:西岡孝洋 解説:森脇/川井 |
19:00- |
予選 7月18日 |
22:00- | 21:50- 実況:西岡孝洋 解説:森脇/川井 |
22:00- |
決勝 7月19日 |
22:10- | 21:40- 実況:西岡孝洋 解説:森脇/川井 |
21:30- |
タイヤ選択
公式タイヤサプライヤーのピレリは開幕2戦と同じく、中間レンジのC2からC4コンパウンドを投入する。今季のコンパウンドは昨年型と全くの同一仕様となる。また、昨シーズンまでとは異なりアロケーションは全ドライバー共通の固定制で、ソフト8セット、ミディアム3セット、ハード2セットに固定される。
- ハード: C2
- ミディアム: C3
- ソフト: C4
2019年ハンガリーGPのデータ
- 優勝:ルイス・ハミルトン(Mercedes)
- ウイニング戦略:1ストップ(ミディアム31周→ハード17周→ミディアム22周)
- リタイヤ:1台
- ポール:マックス・フェルスタッペン 1:14.572