メディアインタビューに答えるレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン、2019年F1イギリスGPにて
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フェルスタッペン「レッドブルはハンガロリンクに強い」

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レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが、2019年FIA F1世界選手権第12戦ハンガリーGPに先立って抱負を語った。昨年のレースでは、マシントラブルによってリタイヤに終わっているが、レッドブルは伝統的にハンガロリンクで好成績を上げ続けてきた。

レッドブル・レーシングは2009年からの10年間で、ハンガロリンクで表彰台9回、優勝2回を誇っており、異様なほど、このサーキットを得意としている。ハンガロリンクは直線区間が少なく、低中速コーナーが数多く存在するため、平均速度は197km/hと低く、エンジンパワーというよりはむしろ、高い車体性能が要求される。

ハンガロリンクのコースレイアウト図、2018年版

フェルスタッペンがドイツGPで今季2勝目をマークした一方、メルセデスのバルテリ・ボッタスがリタイヤに終わった事で、ドライバーズランキングでの両者の差は更に縮小。フェルスタッペンは2位ボッタスに22ポイントまで迫っており、ランキング2位を射程圏内に捕らえている。

レッドブルはハンガロリンクに強い

マックス・フェルスタッペン

ハンガロリンクは僕のお気に入りのサーキットの一つだから、今年のレースも楽しみにしてるんだ。このコースは本当にテクニカルで、各コーナーを上手く走り抜けるためには、確実にエイペックスを捕らえなきゃない。それに、コース幅が狭いから、細い道を大きなクルマでドライブしてるような感じがするんだけど、だからと言って、このコースの楽しさが失われてしまうわけじゃない。

一番好きなのはターン11だ。高速の右コーナーで、上手く走れるとすごく気持ちがいいんだ。最後コーナーを上手く立ち上がるのも凄く重要だ。その後に続くストレートがかなり長いから、そこに向けてスピードを維持したままコーナーを抜けなきゃならないからね。

ブダペストは美しい町で、夜はお楽しみがたくさんあるから、チーム全員が毎年このレースを楽しみにしているんだ。1年の中で最も暖かくなるレースの一つだし、例年ここでの僕らは力強い結果を残してきた。

ドイツGPは超絶クレイジーで難しいレースだったけど、優勝できて最高だった。チーム一丸となって本当に良い仕事ができたし、驚くべきことに、ピットクルーの皆は全部で9回のピット作業をこなさなきゃならなかったのに、また世界記録を更新したんだからね。

ハンガリーでは良い形でレースを終えて、夏休みに入りたいね!


ハンガリーGPの舞台となるのは、低速かつ1周僅か4381mと短いショートコースのハンガロリンク。「壁のないモナコ」と称されるほどオーバーテイクが難しい。

ドライコンディションとなった昨年のグランプリでは、メルセデスのルイス・ハミルトンがポール・トゥ・ウイン。2位にフェラーリのセバスチャン・ベッテル、3位にキミ・ライコネンが続く結果となった。

F1ハンガリーGPは、日本時間8月2日(金)18時からのフリー走行1で幕を開ける。

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